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写真日記


黒壇染め

バーンロムサイに何人ものボランティアスタッフがいた昔は、ホームで自分たちで草木染めをしていたといいます。
私はその頃を知りませんが、草木染めがとても大変な作業であることは聞いています。

今はホームで染めるということはしていませんが、チェンマイ市内にある染め屋さんで黒檀染めをお願いしています。

今日はその染め屋さんで話を聞いた黒檀染めについて紹介します。


これが黒檀の実です。


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この緑っぽい実を水にずっと漬けておくと写真のように水がだんだんと茶色になっていくそうです。
最低でも1年くらいは漬けておくそうで、3年4年と漬ければ漬けるほど濃い茶色になるのだそう。

この水に長いこと漬けておくのが結構大変な作業だと話してくれました。


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                              話をしてくれたお店のノックさん


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                             これらにも黒檀を漬けこんであるそう

そうして漬けておいた実と液体を煮て沸騰させ、染めるもの(糸や衣類)も事前に煮沸します。
そしてやっとその染液に漬け込みます。
約2日間漬けて、次は乾かし、また2日間染液に漬け込んでは乾かす。
という染めの工程を色が入るまで繰り返すのだそうです。
黒檀は繰り返せば繰り返すほどに黒に近い色に染まり、とてもきれいな色になります。

そうして出来上がったのがこちら。


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                       染めた糸とその糸から織ったカレン族の腰織り布


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                     ちぢみガーゼのタイシャツとチュニッギャザーカーディガン 

本当にきれいに染まっています。
新しく仕入れるようになったちぢみガーゼは以前使っていたちぢみガーゼよりも断然きれいに色が染まることがわかりました。

これからのシーズンはこれら黒檀染めの衣類や黒檀染めの糸で織ったカレン族の腰織り布を使った雑貨などを出していく予定です。
時間をかけて染められた商品、少しでもたくさんの方々に見ていただきたいです。


黒檀染め以外にも他の草木を使ってどんな色目ができるか現在探しているところです。
また素敵な色目が見つかったら紹介していきたいと思います。

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鎌倉店にて「AUTUMN+SALE」が始まりました!


本日9月3日(土)より、バーンロムサイ鎌倉店では、チェンマイの工房から到着した秋物アイテムの発売を始めました。着回しがきくトップスや、コーデュロイのボトムスなど、そしてフェルトとかわいい布かぼちゃをベースにビーズや真珠、シルバーを使った、軽いのに存在感のあるピアスなど秋らしいアクセサリーも有ります! 同時に春夏物や買い付けた雑貨のセールも開催、秋の鎌倉を楽しみながらぜひお立ち寄り下さい。皆様のご来店を心よりお待ちしております。


バーンロムサイ鎌倉店
神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-10-3
TEL/FAX: 0467-50-0041
OPEN: 11:00 - 18:00

上田 真理子|2011/09/03 (土)

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