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ホーム開設から間もない時期に別の孤児院からやってきたウェウは、まだ学校に通っていなかった子どもたちに勉強を教えていた。その時から「ウェウ先生」と呼ばれている。持って生まれた向上心と行動力があり、バーンロムサイがぶつかってきたたくさんの問題を乗り越えるのに彼女の存在は必要不可欠だった。ここ最近外での会議が多いが、それはバーンロムサイがタイ財団法人として活動を続けてゆくために、様々な人や団体と繋がりを持つという彼女の大切な仕事だ。ヨガやムエタイで体を鍛え、食事療法とあわせてすっかり若返ったウェウ先生。子どもの巣立った現在はペットのカメたちと暮らしている。 |
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ノイは、他の財団での仕事の経験も豊富でよく気が付くしっかり者だ。そして、タイ人としてはとても希少価値といえる几帳面な性格。日々の会議の議事録は完璧、書類の保管、給料計算も安心して任せられる。このような几帳面なタイ人が存在するのだと最初日本人は皆感動したものだ。卒園してホームの外で暮らす子どもたちのことを、保母さんと連携して何かとフォローしてくれる。真面目すぎるのかなと思ったら、結構冗談も通じるノイさんは、オフィスになくてはならない存在となっている。 |
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サッカーを本格的にやってきたダムを中心に出来あがった「ロムサイFC」。差別や偏見のないバーンロムサイと村の子どもたちとの合同チームだ。きちんと基礎からのプログラムを作り、定期的に練習試合も行われる。精算や企画書を書くということは苦手中の苦手だが、ダムのサッカーを通じての人脈の広さは、様々なところでバーンロムサイの力となっている。ちょっといい加減なところもあるが、憎めない人の良さと情が厚く何よりも子どもたちをとても好きでいてくれるのが嬉しい。村の子どもたちからもとても慕われているポーダムだ。 |
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ホーム開設当時、HIVに母子感染した子どもたちの施設ということで村の中で差別と偏見の対象だったバーンロムサイ。今では毎日村の子どもたちがホーム内の図書館に通ってくる。当時のことを思うと夢のような光景だ。図書館プロジェクトをはじめ村の子どもたちとの公共プロジェクトを行い、今では村役場からも頼られる存在となった背景には、ベンとダムを中心とするタイ人スタッフの功績が大きい。村の子どもたちからの信頼も厚く、またタイ人支援者からの印象も良い。そして、私たち日本人がボランティアとして安心して働けるようビザや労働許可書の申請をしてくれるのもベンだ。蛇と注射と海老が嫌いで、なんと泳げないという弱点も。ダイエットもいまだ効果なし。 |