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テンモー

前回の日記にテンモーが驚くほど順調に快復していると書きました。その数日後、お昼に食堂でプロイさんの手伝いをしていたテンモーは突然目眩と吐き気におそわれそのまま倒れてしまったのです。丁度居た男性スタッフと保母のレックさんが抱えて車に乗せ、近くの病院へ連れて行ったところ、ひきつけを起こしたとのこと。一晩念のため病院に入院し、翌日戻ってきました。もう今は普通の状態ですが、心臓が凍りつくほど驚き、そしてまだ100%快復したわけではないと実感しました。


手術を受けた国立病院にすぐにスタッフが電話で聞いてみたところ、あのような大きな頭の手術をした半年後に、このような症状がおこるのはごくあたりまえのことなので、気を付けて過ごすようにという、ただそれだけ・・・。


日本の医療事情とは事故後退院する頃から違うということは、重々承知しているのですが、やはり一度CTスキャンやMRIなどでチェックしてもらいたい!と思うのです。日本だったらすでに2回はやっているかも・・。ただこの国はバイクがとても多い=バイク事故も多い(さらにヘルメットを着用していない人の確立も高い)ので、テンモーのような事故にあっている人はものすごい数だと思います。そしてお医者さんも半端な数ではない手術をこなし、重篤な患者をたくさん診て来ているので、詳しい検査が必要かどうかは問診や触診で異常があった場合のみと言われ続けて来ました。


今回のことも、全然驚くに値しないというのですが、十分過ぎるほど私たちは驚きました。出来たら国立病院の主治医の先生にCTなどを撮ってもらって、今の状態を説明してもらえると、色々と安心出来るのですが・・。先生が必要ないと言っているならそれを信用して従う、お医者様絶対主義のこの国では、まだ難しそうです。


今はもうすっかり元気になったテンモー。彼女自身が、少しでも具合が悪い、なんだか変だな・・と感じたらすぐに報告して休むようにするということ、焦らず、良いペースで生活してゆくこと・・。来年5月安心して学校に行けるよう、私たちも静かに見守り支えたいと思います。


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早速日本語の宿題をやって持ってきたテンモー。来週からはまた授業再開です。


『ハンドン市場その2』


今日銀行の帰りにハンドン市場に寄ってみたら、市場の中も、ロイクラトーンのお祭り気分がかなり盛り上がっていました。お祭りで川に流すバナナの幹で作る「クラトーン」の材料や、お花、提灯などの飾り、クッキーのような蝋燭、子どもたちが大好きな花火などなど、いつもはここで飲み物が・・という所も臨時のロイクラトーングッズ屋さんになっていました。
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21日、日曜の満月の日がお祭り最高潮となるのですが、すでに数週間前からコムロイがあがったり、花火がドンドンなったりと、お祭りモードに入っています。明日の夜は子どもたちは市内に出かけ、お祭りを一足先に楽しんで来ます。花火を怖がる犬たちにとってはまだ数日最悪な日が続くのでした。


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何よりも子どもたちが楽しみにしている花火


『何かいいことが・・?!』

家の風呂場に居た、まぶた?が金色のカエルです。肌の色といい、なんだか今まで見た事の無いカエル。写真を撮り終えたら、もういいですか?という感じで去って行きました。礼儀正しい感じ。勝手に「幸運のカエル」と思っています。

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麻生 賀津子|2010/11/18 (木)

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