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ベジタリアン週間

以前の日記にも書いたように、ベジタリアンタイ人のゲーさんがよくうちに来て、ご飯を作って食べさせてくれたりタイのベジ料理を教えてくれています。レパートリーも少しずつ増え、最近は教えてもらったものを私が作ってみんなで食べる事もあり、その時はもう一人裂き織り担当のキットさんも一緒に来て味見をしてくれています。
タイは日本よりも信仰心が深いと感じる事が多いのですが、タイのベジタリアンもその一つでこちらではジェーと呼ばれています。ゲーさんの話によると「テッサガンギンジェー」というベジタリアンのお祭りもあるらしく南の地方プーケットで一番大きなお祭りが行われているそうで、そこでは、信仰している人による、刃で出来た階段を登る「はしご登り」や熱い石炭の上を渡る「火渡り」や高温の油を浴びるなど人間業の儀式も行われているらしいです。
チェンマイは?と聞くと、チェンマイや他のタイの地方ではそのような事はしていないけれど期間が始まる初日に食器や水桶やキッチン用品から部屋全体もきれいに掃除をし、その期間だけ出る屋台や、無料で料理や野菜を配る屋台が出たり、お店を開いている人でない一般の人たちもそのお店をボランティアで手伝ったり、道で野菜をあげたり、という事もしているのだそうです。その反面、野菜や果物の需要が上がるこの時期は値段も倍近くに上がる場所もあるとの事。。。
日本でもベジタリアン料理のレストランや野菜を多く使った料理の本、ベジタリアンの食材を売る店も増えて来ていると感じていましたが、タイでも、信仰心からのベジタリアンに加え、最近は若い人たちが健康や美容の観点から一週間のうちお肉を食べる日と食べない日を分けている人も増えて来ているそうで、チェンマイに来て7年になるゲーさんも昔はベジタリアン専門の店を見つけるのはとても難しかったけれど最近はチェンマイにも沢山出来た。とよく話してくれます。
そして、期間が始まったらいろんな所に連れて行ってくれると言うゲーさん。普段はいない屋台が出たり、夜でもベジ屋台が見つけやすいというベジタリアン期間「テッサガンギンジェー」いつも行く市場や市内でそんな屋台を見つけるのが楽しみです。
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市場の野菜 一束5バーツ(約15円)

斉川 由希子|2009/10/05 (月)

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