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山岳民族支援プロジェクト 1日目(2017/12/25)

12月25日朝

バーンロムサイは、複数の団体が協働でチェンマイ県南部にあるオムゴーイ郡・カレン族の村に物資を届けに行く山岳民族支援プロジェクトに参加しています。これはもともとタワンチャーイ財団が始めたもので、全体を通しては2017年12月に行った今回が11回目。バーンロムサイがプロジェクトとして本格的に参加し始めてから、これが3回目でした。

今回、実働部隊として参加したのは、バーンロムサイのオフィススタッフ全員(ウェウ、ダム、ノイ、ベン)、保父のコム、子どもたち(ベン、ペット、アーパーイ、ネン)と日本人スタッフ(名取美穂、現ボランティア、元ボランティア)の計13名。

このプロジェクトに参加する意義は、厳しい生活環境に暮らす山岳民族の方たちに必要な物資を届けるということの他に、子どもたちも参加して、視野を広げてほしいということがあります。孤児院で生活していると、何かと人から受け取る機会は多いですが、その反対はなかなかありません。このプロジェクトに参加して、困っている人に手を差し伸べる、自分で考えて行動する、そのようなことができる人になってほしいという願いも込められています。

今回はバーンロムサイも含め9の団体が参加しました。それぞれの団体が山へ持って行く物資を分担して準備します。今回、バーンロムサイは毛布の担当でした。その他には、子ども用セットには、文房具、制服、学校用の靴、洋服など、大人用のセットには、洋服、薬などを各団体が用意しました。

オムゴーイ郡で世話をして仕切ってくれるのはカレン族のチャイヤー僧侶。チャイヤー僧侶と協力して情報収集や、道のことなど全体を統括してくれるのが、タワンチャーイ財団のソムチャイ僧侶。物資を届ける村の事、持って行く物資の数のことなど情報を提供してもらい、全体で会議を重ね、最後には大人用、子ども用の支援物資を必要な数パッキングします。

今回は、そのパッキング作業をバーンロムサイで行いました。毎年持ち回りで行っているようで、バーンロムサイでこの作業を担当するのは、今回が初めてだと聞きました。

12月17日 バーンロムサイ図書館1階の会議室で
物資のパッキングを行いました。

オムゴーイ郡の地図
チェンマイの最南端に位置するオムゴーイ郡。
今回はその中でも一番南にある村に行きます。

そして、ついに迎えた出発の朝。12月25日。バーンロムサイ男子寮前に3時半集合。

例年は、1月に行くことが多かったようですが、2017年1月、2016年1月とも雨に見舞われ、山の道を行くのに困難を極めたことから、今回は12月に行くことになりました。

12月半ば気温が10度まで下がり、ダウンコートを着てもまだ寒い日が数日あったので、山の上はどんなに寒いことかと戦々恐々としていましたが、年末は小春日和の日が続き、出発当日も驚くほど寒くはありませんでした。

3時40分ホームを出発!

まずは、近くのガソリンスタンドで他の車と待ち合わせ。ジョーさんという今回参加2回目の男性とその奥さん(ノーイナーさん)娘さん(トンパイちゃん)、ジョーさんと一緒に来たボランティアのバンコクっ子3人(ナムさん、ネーンさん、トン君)もここで合流。

まだ真っ暗

ベンさんの体重チェック。103キロなり。
今回のプロジェクトで減量なるか?!

ガソリンスタンド待ち合わせのメンバーが揃い、まずはオムゴーイ郡の中心部まで。ソムチャイ僧侶たちは前入りしていました。

オムゴーイ郡の中心地

朝の清々しい空気の中人々がバイクで行きかう

左からペット、アーパーイ、ネン、ベン。
ペットは3年連続(このような正式なかたちで参加する前にも行ったことがあり、実際には4年連続)、アーパーイとネンは2年連続、ベンは1年ぶり2回目の参加。大きい子が少ないので、1人の子が行く機会が自然と多くなります。

他のグループと合流する前に朝ごはんを食べました。食事のたびに言われたのが「次はいつ食べられるか分からないからね!」

そして、他のグループと無事に合流できました。

みんなが集まるまでの憩いのひととき

何故か水遊びをする人々…

気さくなソムチャイ僧侶。
トランシーバーのチェック。

支援物資を積み込んだ車。
山の舗装されていない道をこの装備で行くのには、相当な運転技術が要求されます。

出発前の集合写真
参加9団体の看板を持って

ここから、6台の車で隊列を組んで進んでいきます。何故かトランシーバーを与えられない私たち日本人の車…ここを出発したのは9時過ぎ。

途中荷物の積み方を直したりしながらも、

順調に進んでいきます。まだまだ余裕!

土の道なので、土埃がすごいです。

途中トイレ休憩をさせていただいた村の診療所

この診療所は山の人たち8,000人程が通う場所だそうで、基礎的な医療の知識を持った人がお世話をしてますが、お医者さんではないそうです。ここで対処できない患者さんは町の病院に移送します。医療機器なども足りておらず、新生児の心拍を測定する機器などもないそう。

トイレ休憩から1時間ほど走ってから、昼ごはんに。
昼食を終えて、この日は夜泊まる場所まで行くだけです。一路宿泊場所を目指します。

川を越え…すごいすごいー!と興奮しましたが、
この後何度も川越えを経験。

山を越え…

土の道、

砂利の道を走り…

途中、このように舗装された川も渡りました。前回も通ったそうですが、その時にはまだ舗装されていなかったそうです。前2回は雨のため水量の多い川を何度も渡ったそうで、今回は「余裕余裕~」とみんな嬉しそうでした。

下が砂利の川とは
比べものにならないぐらい走りやすい

川があればいつでも入る

途中、いくつかの村を通りましたが、ここでは車を止めて休憩しました。木の家の前には、糸を紡ぐ女性たち。

右の写真は、親子三世代。糸を紡いでいるのは若いおばあちゃん。立っているのは若いお母さん17歳。そして、彼女の子ども。カレンの村では、10代で結婚して子どもを産むことは珍しくありません。おばあちゃん(といってもまだ40代と思われる)はタイ語が話せないので、ソムチャイ僧侶がカレン語で話を聞きました。
17歳のお母さんは、学校に通ったことがあるので、タイ語が話せます。今はもう行っていません。女の子なら特に結婚して子どもが産まれたら、勉強を続けることは難しいですし、どうしても学校に行きたいという意思を持っている子は非常に少ないと聞きました。


この日は、途中で一度バーンロムサイの車にブレーキトラブルがあり、山の中で修理が始まりました。手際よく対処するソムチャイ僧侶、ベンさん、ダムさん、ジョーさん。こんな山の中で、限られた道具で、原因を突き止め、直すことができるなんてすごい!と皆尊敬の眼差しで見守りました。30分強で修理は完了。本当にすごいです。

ベンとペットはどんなふうに作業しているかよく観察していて、最後少しお手伝いをさせてもらっていました。将来は、こういうことがささっとできるかっこいい男子になることでしょう。


そして、夕方7時頃、泊まらせていただくモーポータ村の宿泊施設に到着しました。ここに着く直前には岩の難所があり、一人が車を降りて、ハンドル操作を指示しないと通れないような道でした。モーポータ村は、パガヨー語(カレン族の言葉)では、「ル・パドー」というそうですが、ルは大きい、パドーは大きいという意味だそうです。

男女に分かれて、寝床を作ります。女性陣は室内、男性陣はその部屋の外。屋根はありますが、屋外です。この日も気温が下がらなくて良かったですが、寒い日だったり、雨が降っていたら大変だったと思います。

台所をお借りして、夕食作り。チャイヤー僧侶やタワンチャーイの男性スタッフ、コムさんが食事を用意してくれました。

シャワーは、貯めてある水を浴びるタイの伝統的なスタイル。寒かったですが、これが意外と平気なのです。みんな手早く水浴び、食事を済ませ、午後9時には就寝しました。

翌日26日の朝には、近くのいくつかの村の人たちが集まって、物資を手渡すことになっています。

2日目、12月26日に続く。

山下曜子 | 2018/01/27(土)

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