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プロイの秘めた夢

18歳になる子どもたちは、そろそろ自分の道を決めなくてはなりません。
いままでの写真日記でも色々と紹介がありましたが、進学、仕事、引越しと最近はせわしなく動いていきます。

プロイは、彼女が幼い時に出会った日本人カメラマン、ポー ノリ(ノリお父さん)の影響を受けて、実は「カメラマンになりたい」という夢を持っています。ポーノリにもらったカメラをたまに持ち歩いて写真を撮ったり。
本気か冗談なのか、タイ語がまだまだの私には計りかねますが、、、。
先日、実際に大きなカメラで撮影させてみることにしました。

子ども達も大きくなってきたし、スタッフの入れ替わりもあったので、顔写真を全員分撮り直しましょう!
ということで、子ども達&スタッフ、総勢80名ほどの写真撮影が行われました。

タイ人は写真に撮られるのがが大好き。facebookなどでも、どんどんプロフィール写真を変えていたり、ポーズを決めた写真をアップしたり。
とはいえ相手は時間の感覚が日本人とは違うタイ人なので日程と時間のメモをつくり、個々に手渡ししました。
「⚫︎月⚫︎日、⚫︎⚫︎時に、ガジュマルの木のあたりに来てください。みなさん、いつものままで十分綺麗ですので、化粧などはしすぎずに。いつもどうりで撮影します」このメモにタイ人は大興奮。「えー?ほんとほんとー?」「髪を切りに行くつもりだったのだけど」「もちろん、修正はしてくれるのよね?細くしてよね」という意見が殺到です。
そして撮影当日。タイ人が、、、!?時間どうり、よりも早くガジュマルの木の下で待っていました。
むしろ「さとみ、まだか。遅い」と急かされる始末!いつも私が待たされているのに、、、、!
そして、、、
チャイさん、髪を切ってきました!角刈りがちょっと斜めじゃないかしら?

縫製場のみなさんもいつもよりめかしこんで来ました。やっぱりね。でも、濃いお化粧はなかったから安心。
カレン族のジャンちゃんの時に、ふわっと風が吹いてなんとも素敵な演出に!

斜め角刈りのチャイさん

美しいジャンちゃん

子どもたちの撮影は、プロイカメラマンの出番です。
ズッシリと重いカメラ、85ミリというちょっと長めのレンズをつけているので、見た目も大きいです。細い腕でホールドできるのか?

プロイ、ちょっとお腹がでてる構えですね。ペット君、そのポーズは、、、ちょっと顔写真としては使えませんねー。

順番待ちのチビ達。メータプティムと。

カメラマンは一人のはずですが、まわりが多くない?

小さい子の撮影の時は、少しかがんでレンズの高さを合わせます。

自然に撮影できました

アシスタントのアーパイです!

写真大好き筆頭のオムシン

自分チェックも欠かしません

パーヌのポーズ決まってますね

普段はクールなニサー。カメラを前に腰の入ったポーズの変貌ぶり

子どもたちの顔写真はプロイカメラマンのおかげでみんな笑顔で素敵に撮れました!
来月にはホームページが更新されますので、みなさんチェックしてみてくださいね。

そして先日、タイ旧正月(ソンクラン)の風習、ダムフアという行事がありました。
年上目上に対して旧年中の無礼をお詫びし、年上目上の人から有難い祝福の話を頂くというもの。
ジャスミンのお花を輪っか状につなげたものを目上の方の手にかけ、そのあと香りづけしてあるお水を手にかけます。今回、バーンロムサイではメー美和に全員が行い、その後、代表してメーティム、ポーチャイが子どもたちから受けることになりました。

わたしの順番の前に、カメラをプロイに渡しました。

構えが良くなってきました

撮るは、撮るは

夢中になって、なかなかカメラが戻ってきません

Photo by Ploy
ダムフアの様子がよくわかります

Photo by Ploy
ダムさんに撮らされた感は否めませんが。。。

Photo by Ploy
メー美和より、「今年もみんな仲良く。子ども達は勉強し、大人たちはしっかり働きましょう!」と、今年の抱負が話されました

ダムフアは普段の感謝も伝えます。プロイは自分の番の時にティムさんの前で泣いてしまいました。とってもセンシティブな彼女。それでも、そのあとまたカメラを片手に撮影しました!

プロイはhoshihana villageで働くことを決め、これから外に住もうとしています。自分の稼ぎで外に住み、仕事に通い、今までとは違った生活が始まります。
現実的には「生きるための仕事」を持たなくてはなりませんが、将来の夢は誰でも持ち続けられますよね。彼女はまだ17歳。あと10日ほどで18歳。強く思い、密かに努力していければ、いつか叶う日がくるかもしれません。
プロイにはカメラマンになりたいという夢を持ち続けてもらいたい、いつか叶えてもらいたいと願っています。

素敵な衣装のシーさん、エッさん。ダムフアの時は、ソンクラン時の格好をしてくるのか?このお二方のみアロハ、ラダーさんは派手なシャツ。

普段、全く化粧っ気のないサイさんが、口紅までつけて艶やかに。

今日のダムフアで、バーンロムサイのお正月が明けて、新年が迎えられたような気持ちになりました。
いい年になりますように。

※ガジュマルの木もダムホアを前に綺麗に散髪してもらいました。

松井聡美 | 2015/04/25(土)

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