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この時期になると毎年・・。

タイの学校は2学期制。この時期3月は後期の試験、そして卒業や進学などの話しが突然活性化する時期です。この時期に話し合っても間に合うというのがすごい!と毎年思います。そしてバーンロムサイでも卒業する子どもたち、18歳になって卒園する子どもたちがいます。

まず小学校を卒業するのがニサーとパーヌ。中学を卒業するのがビーとゲン。定時制高校を卒業するのがオン、タン、スワイ、プローイの4名。市内の専門高校を卒業するのがメイレック。義務教育はさすがに全員卒業できますが(かつてはそこでも落第した子がいた記憶が・・・)、定時制高校、メイの専門高校の卒業は、すべて試験などにパスしていたら・・という前提です。

中学を卒業するビーは定時制高校へ

特にメイレックにいたっては、成績は良いのですが、行事に参加しないで友達と遊びに行ってしまったり提出すべきものを提出しなかったりという、試験の成績以外のところでひっかかっています。基本的に素直で優しい子なのですが、根っからの寂しがり屋でもあり、何よりも友だちが大切、友だちに誘われると断れない、友だちから嫌われたくないという気持ちが強いのだと思います。悪いと思いながらもついつい流されてしまう様子が目に浮かびます。これはメイに限ったことではなく、孤児であることや捨てられる怖さを意識せずに知っている子どもたちに今までも良くあることでした。2年前、メイが突然ポロっと聞いてきた「私はどこから来たの?知っていたら教えて・・」という言葉は耳に焼き付いています。彼女は全く出生の経緯などが分からない子どもの一人です。その時のメイの顔は、いつもの「わたし、きれいでしょ?!」の顔ではなく、なんとも不安で寂しげな顔でした・・・。

2006年、メイも一緒に散歩へ

学校がお休みに入っていても内緒にして学校に行くふりをし遊びにいったりなどなど、保父母たちは思春期、反抗期真っ盛りのメイに手をやいています。しかし成績が良いので専門短期大学への推薦はもう決まっているのです。あとはこの素行の悪ささえ補習でパスできれば今年から短大生となります。丁度今、ギリギリのところ。本人は全然大丈夫!という顔をしているのが、なんとも腹立たしい(笑)。
そして18歳となってホームを卒園する子どもたちは、卒業できる出来ないにかかわらず、7名います。

男の子はオン、タン、ゲン。女の子はメイレック、スワイ、プローイ、ミウ。


彼らは卒園しても20歳まで保護者が必要となります。特に学校へ通う子どもは保護者必須。
それには2つの選択肢があり、①ヴィエンピン国立孤児院へ戻って、そこが20歳まで保護者となる。②責任のもてる立場の人が個人的に保護者となる(バーンロムサイの場合、ウェウ先生がその立場となります)。


先日はまず女の子たちと話し合いました。スワイ、プローイの二人は外に住みながらウェウ先生に保護者となってもらい hoshihana village へスタッフとして働きに来ることに。ミウは来年定時制高校を卒業するので日曜日は今まで通り学校に通い、他の日は見習いではなく、きちんとお給料をもらって保母となり、皆と同じく外に住みながらバーンロムサイへ働きに来ることに。そしてメイレックは色々話し合った結果、彼女もウェウ先生が保護者となって2年間短大を卒業するまでホームの近くに住み、通学することになりました。卒業出来たらですが・・。

彼らの一つ上の世代は、卒園と同時に全員市内に住み始め、ピーダーウとアーム以外は全員学校を途中でやめてしまいました。(チェンライの里親の元にいたポーンは短大に通っています) 
小さい頃から普通の家庭ではなく、施設で団体生活を送っている子どもたちの社会性のなさは仕方のないことなのですが、それで学んだことは、市内の目の届かないところで暮らす前に、20歳になるまでの2年間、最初のステップとしてホームの近くに暮らし、帰宅時間などある程度ルールを作り外で暮らすことに慣れてゆくのが良いということ。それも今回初めての試みなので、まずは女の子がホームの近くに家を借りることになりました。



一つ上の世代も、卒園時に私たちが期待した道を歩んでいるわけではありませんが、それなりに働いてご飯を食べ生活して生きているのです。それは心から「すごいな!」と感じます。
             2004年ソンクラーン(水掛祭り)。彼らも頑張って生きています。
文章がこんなに長くなってしまいました。男の子のことはまた次回もう少しはっきり分かったらお伝えします。

まずは試験をパスして、みなさん、卒業してください!

麻生 賀津子 | 2015/03/10(火)

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