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寛人君、ご苦労様でした

バーンロムサイのボランティアとして短期または長期で働いてくれた人の数はこの11年間で200人を優に超えます。開園当初、タイの法律ではボランティアは就労ビザを取得する必要もなく簡単に働く事が出来ました。

旅の途中、バーンロムサイに立ちより1ヶ月ボランティアをしてくれたバックパックの女の子、三日間だけでも掃除をさせてくださいと来てくださったスチュワーデスの女性、ドレッドヘアーに短パンゴム草履で来て菜園の雑草取りを手伝ってくれた男の子、ストリートミュージシャン、カメラマン、家庭科の先生、お医者様、マッサージ師、看護婦さん、介護師さん、学生、リタイア―した人、お料理の先生、デザイナー、イラストレイター、、、本当に沢山の人たちがバーンロムサイでボランティアをしてくれました。その人たちはそれぞれに何かをバーンロムサイに残していってくれたのです。しかし残念ながら今の法律では昔のように簡単にボランティアを受け入れる事が出来なくなってしまいました。

鈴木寛人君は2年間ボランティアとして働いた後帰国、1年間日本で働きまた戻り、その後5年間スタッフとして今日まで働いてくれました。塾の先生のアルバイトを日本でしていた経験を生かし子どもたちに算数を教えたり、ホームのパソコンの管理、買い物、ゲストハウスのお客さまの対応、運転、通訳、建物の図面を描かされたり、印刷屋との慣れない交渉をさせられたり、停電した!断水した!あれが壊れたこれが壊れたどうにかして、、、
そしてホーム内に住んでいたので夜中何かあると呼び出され、、、犬猫が怪我をすると病院に連れて行き、、、、一度として嫌な顔をせず働いてくれた事に心から感謝します。

そんな忙しい中でも一緒に働いていたアサマとしっかり恋をし、バーンロムサイで結婚式を上げ、二人の子どもも生まれました。バーンロムサイの子どもたちにとってはお父さんと言うよりお兄さんと言った存在でしたが今ではしっかり二児のパパ。2月からは在チェンマイの日本企業に勤務するそうです。何かと大変だと思いますが、ここでマルチに働いた経験が少しでも役に立てばと願っています。私としてはスタッフが一人辞めたと言うより、子どもが一人独立してゆくと言った感じです。

ホームの近くに引っ越したのでこれからも子どもたちが遊びに行くと思います。
その時はよろしくお願いします。本当にご苦労様でした。そしてありがとう!!

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寛人君家族を囲んで。

名取 美和|2011/01/31 (月)

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