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外出

以前にも子どもたちがお邪魔させていただいたヒーリングファミリー財団から、ランチのお誘いをいただき、ガンニガを連れて麻生さん、優さんとお伺いしてきました。
色々とお話には聞いていましたが、私がお邪魔したのは今回が初めてです。
ヒーリングファミリー財団はチェンマイ市内の中心部にあって、地域にとてもよく溶け込み、共存している印象を受けました。
この日は11月生まれの方の誕生日パーティーだったのですが、近所の方がランチを作っていたり、色々な方がお手伝いに来ていました。また支援者の方やボランティアの方もたくさんいらっしゃいました。
 
こちらでは障がい者の方の自立支援のため、機織りの創作活動を行っています。
タイで障がい者の方はなかなか外に出ることがなく、家に閉じこもっていることが多いのです。でもこのような場所があることによって、外に出れなかった人が外に出て、少しでも自分の力でお金を稼ぎ、そして消極的だった人が積極的になったり、小さな問題が起こることもありますが、刺激を受けることによって少しづつ変わっていくそうです。
 
一緒に出掛けたガンニガは最初は少し恥ずかしそうでした。
「ソムタムが早く食べたい」、これ食べたい、あれ食べたいとたくさんご馳走になりましたが、ホームにいる時とは違う動きで、私たちの分のご飯を何度も持ってきてくれたり、腰も軽く、きびきびと動いていました。
そして何よりもうれしかったのは、自分から積極的にこちらでいつも活動されているみなさんに話しかけていたことでした。
みなさんはガンニガよりも年上ですが、「ピー(お姉さん)」、「ノーンガンニガ(ガンニガちゃん)」と楽しそうに話していました。
そしてまたこちらにお邪魔したいと言っていました。
 
このような機会を作ってくださったヒーリングファミリーのみなさん、ありがとうございました。特製クウィッティアオをはじめたくさんいただきましてごちそうさまでした。おいしかったです。
次は是非バーンロムサイにいらっしゃってください。
 
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ガンニガは、今、学校に行くことがほとんどできないため、一日ホームの中にいることが多く、なかなか外出する機会がありません。掃除をしたり、お父さんお母さんのお手伝いをしたりはしているけれども、毎日単調な生活になりがちで、ストレスも溜まってしまうのではないかと思います。
たまに環境を変えたり、何か夢中になれるような好きなことがあったらガンニガ自身も楽しい毎日になるのではないかと思っています。

菅野 裕子|2010/11/24 (水)

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