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写真日記


チェンマイの物つくり・アトリエにて

約3ヶ月ぶりのチェンマイ、新しくなった縫製場で冬ものの進行状況や来期の商品打ち合わせをしています。以前は窮屈そうだった布も各々素材別に仕分けられた棚に収まり、とても気持ちのよいバーンロムサイのアトリエになりました。


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新らしいキルティングジャケット用にダブルガーゼと、夏の大ヒットアイテム「パレオ」に使ったインドプリントをセレクト。まずは1枚サンプルを作ってから...みんなで検討します。出来上がりがどうなるかはお楽しみに...!


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この日の午後は送り出しとのことで、大きな段ボールに出来上った商品をどんどん入れて行きます。写真は発送前に大急ぎで袋詰めした「古布のくるみボタン」。お財布やポーチ、がま口など、色々な商品にリメイクしている少数民族の古布、バーンロムサイの「ビンテージファブリック・シリーズ」としておなじみですが、自分でアレンジできるお手軽アクセントとして秋から登場しました。アトリエでは1点づつ丁寧にボタンになる部分の絵柄を選んで作っています。オンラインショップでもご紹介する予定ですので、こちらもお楽しみに。


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ホームの子どもたちはまだ裁断や縫製の難しい仕事は出来ませんが、時々縫製場にお手伝いに来ます。今日のタグ付け作業は、少しづつ体調が回復しているテンモーが2時間手伝ってくれました。


余談ですが、ホームがあるナンプレー村ではゴミの回収がありません。みんなリサイクルできる物は車でまわってくるリサイクル業者に売ったり、売りに行ったりし、食べ物の残りは家畜の餌などにしています。もえるゴミは埋めたり燃やしているのでしょうけれど、乾期は焚き火禁止。そのような状況なので、バーンロムサイには敷地の一番奥に生ゴミを堆肥にする小屋があります。せっかく良い堆肥ができるし、開園当初から何度も作っては雑草と水不足に負けて挫折した畑作りをぜひとも再開したい。やるなら専門家にアドバイスしていただきながら本格的に!と将来に向けて少しづつ動いていますが、その場所には現在、ゴミとして捨てられたのか?カボチャが群生していたり(食べごろになるとだれかがちゃんと収穫している!)腰くらいまである巨大なアリの巣がいくつも木の根元出来ていたりと...かなりワイルドな環境になっているホームの奥地です。


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名取美穂|2010/09/30 (木)

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