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楽しいけど、キットゥン

090701.jpg夜男の子の部屋に行ってみると、シントーが携帯電話で話をしながら制服にアイロンをかけていた。携帯電話はアイロン台の隅に置かれていて、そのスピーカーから相手の声が聞こえている。話題はそれぞれの身長のようで、他の子よりも背の低いシントーが「もうそんな身長になったの?僕より背が高いよ。毎日牛乳飲んでるの?」などと言っている。携帯電話のスピーカーからかえってくる声は女の子のもので、初めはシントーの彼女?と思ったが、スピーカーから聞こえてくる声はなんだか聞き覚えのあるものだ。もしかしてと思っていると、「・・・だよね?ゴイ。」とシントーが電話に問いかける。やはり電話の相手はゴイだ。思わず「ゴイ元気?チェンライでの生活はどう?」と2人の会話に割り込んでしまった。ゴイも最初は誰?といった反応だったが、「うわー、ポーヒロトだー。キットゥーン!」と気がついた様子。

この"キットゥン"というタイ語、日本語に訳すと"恋しい"になるのだが、日本語の"恋しい"よりも柔らかい?感じがあり、タイ人がよく使う言葉だ。子どもたちやタイ人スタッフと元ボランティアの話になったりすると、まずみんな「誰々がキットゥンだね。」と言う。

ゴイも「ピーアサマにキットゥンって伝えて。それからゲーさんにも。それからそれからみんなにキットゥンって伝えておいてね!」といつもの勢いで話し出した。それからシントーと一緒にチェンライでの様子を聞いたりしたが、シントーも通話時間が気になるようだったので、また電話をしようということで昨日は通話終了。チェンライでの生活はとても楽しいが、バーンロムサイのみんなが"キットゥン!"というのが今のゴイのようだ。今度時間をみつけて、改めてゴイに電話してみようと思う。

鈴木 寛人|2009/07/01 (水)

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