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ムーガタ

090420ムーガタ.jpg    先日の麻生さんの日記にもある様に先週から31名のうち22名がチェンライにホームステイへ行っている為、全員が揃っていたあの騒がしさはなく響くのはちびっこ8名の声だけ。食事の時間もひとつのテーブルに全員が座れるし、料理もいつもの半分以下の量で済んでしまいます。
    コックのプロイさんがお休みの日曜日、保母のレックさんが前日の土曜から「ムーガタ(焼き肉+鍋)が食べたいの!」と言い、全員一致で日曜の夜はムーガタになりました。夕方から七厘で炭をおこし、普段イベントや子どもたちが遊ぶスペースとなっている所で鍋を囲みました。さすがお料理好きのレックさん!付けダレもおいしく、しかも野菜やお肉の量も大量!いつもはなかなか全部食べられず年長組に叱られることが多いちびっこ達ですが、昨日はとにかくたくさん食べていました。二サーは食後のマンゴーを食べていたのにも関わらず、ふと見るとまたお鍋の前に座りお肉を頬張っていました。「おなかがいっぱい!」とみんなが口を揃え、アーパイはぽっこりと出たお腹をみんなに見せて歩き笑いを取り、少し遅れて夕食に来たナットは残りのお肉をもくもくと焼きぺろりと平らげ、さすが青年!と言った食欲でした。
    そしてみんなで協力して後片付けをした後は、近所のカラオケを見に行ってきました。ほんの3分位の道のりをみんなで手を繋いで並んで歩き、他愛のない話をしながら。そんな昨日の夜の雰囲気は、まさに当たり前にある家族そのもので、私自身も心が温まる程でした。

    今はちびっこ8名に保母さんがふたり、それに陽之助くんと私に縫製場のおばちゃん達。特にまだまだ甘えん坊の子どもたちにとって、1対1で接してあげることも可能な今の時間はとても大切だと感じます。チェンライには行けなかった彼らですが、彼らにとっては毎日のこうした家族の時間が、夏休みのいい思い出となり、そして彼らの心にも良い影響となってくれるのではないかと思います。

中出 絵里|2009/04/20 (月)

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