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雨の境界線

家の裏で洗濯物を取り込んでいると、少し離れた遠くの方から「サァーー」という音が聞こえてきた。私の家の裏には建物などが何もなく、2m以上あろうかという草がただ生い茂っていて、あまり遠くまでは見えない。何かの虫が一斉に鳴き出した声だろうかと考えていたら、「サァーー」という音はだんだん大きくなって、こちらに近づいてくる。集団で虫が飛んでくるのだろうかと思って見渡してみたけれど、虫は見えてこず、気付くと目の前に水が落ちてきて、あっという間に水が溢れ出した。「サァーー」という音は虫の声ではなく、雨がだんだんこちらに近づいてくる音だったのでした。
あっという間にドシャ降りの雨となり、洗濯物は何とかセーフでした。都会のビルやマンションの中で暮らしていると、いつ雨が降り出していつ止んだのかなんて気付かないことさえあるが、ここチェンマイでは、雨の近づいてくる音が聞こえ、雨が降り出す瞬間を肌で感じることが出来る。
 
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鬱蒼と茂る家の裏

 
雨期のこの季節、車で外に出掛けてドシャ降りに遭遇し、だんだん雨が小降りになってきたかと思うと、ある地点から先は一滴も雨が降っておらず、バックミラーに映る今通って来た道はびしょびしょなのに、目の前の道路は乾いているなんていうこともよくある。雨の境界線がとてもはっきりしているのだ。チェンマイ市内は晴れいるのに、バーンロムサイでは大雨だったり、さらに近いハンドン市場ではドシャ降りだったのに、バーンロムサイでは一滴も雨が降らなかったということもあり、局地的な雨が降ることが多いようだ。今日は晴れるのか、雨が降るのか、全く予想がつかず、日本のような詳細な天気予報はないし、あったとしてもこれほど局地的な天気だと予測は難しいだろう。
 
 
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雨期に咲く花たち

 
 
今年の雨は何時間もシトシト降り続けることが多く、体調を崩す人も多いようだ。晴れ間が見えない日が続き、洗濯物も乾かず、部屋もジメジメ・・・、憂鬱な気分になることも多いのだが、天のもたらす恵みに感謝しつつ、少しだけ雨期を楽しんでみようと思う。

菅野 裕子|2010/08/14 (土)

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