絵本読み聞かせの旅 2017春
2007年にバーンロムサイでボランティアをされていた伊藤美和さん。日本に帰国されてからも、バーンロムサイの子どもたちとの関わりを持ち続けたいという想いから、2008年より年に2回「絵本読み聞かせの旅」を主催し、ツアー参加者の方たちと一緒にバーンロムサイを訪問してくださっています。
何故絵本かというと、ボランティア時代、絵本を読んだら子どもたちがとても喜んでくれたというのがきっかけになっているそうです。
＊日経WOMANオンライン 伊藤美和さんインタビュー記事
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20100120/105613/2017年3月にも3名の参加者の方と一緒にバーンロムサイを訪れてくださいました。
3月18日、子どもたちも参加者の方もドキドキの初対面。
お互いに緊張の面持ち
小さい子が恥ずかしくてふにゃふにゃして
しまうなかで、ノンはすっと立ち上がって、
かっこよく挨拶できました。
さっそく絵本を読んでもらいます。
子どもたちは真剣に絵本に聞き入っています。参加者の方は、事前にタイ語で絵本を読む練習をしてきてくださっているので、子どもたちも大喜びです。
オームシン＆エーク姉弟は、
自分たちで読み始めました。
伊藤美和さんオリジナル紙芝居。
日本語とタイ語で。
午後は、お菓子作りです。普段、自分たちでお菓子作りをする機会はないので、小さい子から大きい子まで、何かやりたくて、触りたくてたまりません。
男の子たちも大好きです。
主催者の伊藤美和さんも素敵な笑顔。
個性的なクッキーができました。
自分で作ったクッキーはおいしい！
3月19日、交流2日目。
もうすっかり親しくなって、子どもたちも今日はどんなことをするのかな、と興味津々。2日目は、お絵描きチーム、ビーズチーム、折り紙チームに分かれて創作活動を行いました。
お絵描きチーム
ビーズチーム
折り紙チーム
それぞれのチームで個性的な作品がどんどん出来上がっていきます。
モップ
ネン
ガムペーン
オームシン
こちらは、粘土で人？宇宙人？を
製造し続けるペット。
不思議な色使い。
兄ちゃん姉ちゃんたちにおもちゃにされるタイタン
楽しそうな笑い声につられて寄って来た
バブとトゥンタオ
午後は、バドミントンをして遊びました。
絵本、折り紙、お絵描き、ビーズ遊び、スポーツ、、、どれも言葉が通じないことを忘れてしまうぐらい、参加者の方と子どもたちは自然と馴染んでいき、あっという間に仲良しになってしまいます。
子どもたちの楽しそうなこと！そして、主催者の伊藤美和さんが本当に楽しそうにされているのがとても印象的でした。本当にバーンロムサイの子どもたちのことが大好きなんだということが伝わってきます。
ボランティアに来られてから10年。年に2回のツアーを企画、運営するには相当な苦労があると思います。しかし、こうやってご本人も楽しまれている姿は、周りの人にとても爽やかで幸せな空気を運んでくれます。
関わる人たちみんなが楽しめるのがこの絵本読み聞かせツアーのいいところ。これからも末永く続けていただきたいと思います。
～おまけ１ 参加者の方の感想～
■優莉さん
今回のツアーで初めて、英語圏ではない国を訪れました。実際にタイに行く前もいとうみわさんに会ったり、ツアーの参加者と会う機会があったので安心してタイに行けました。絵本読み聞かせということで孤児院を訪れましたが、上手に読めなくても子供たちが興味を持って一緒に読んでくれてとても嬉しかったです。今回のツアーで1番印象に残ったのは、子供たちと過ごした時間です。絵本を読んだり、一緒にお菓子を作ったりとてもいい思い出になりました。そして何よりHIV/エイズについて正しい知識を身に付けることができて良かったです。
■未来さん
わたしは初めての海外で、絵本読み聞かせの旅に参加しました。子どもや絵本が好きだったことが大きなきっかけでした。日本にいるときは毎日忙しく、ゆったりできる時間があまりないのですが、チェンマイではゆっくりとした時間を過ごすことができ、とても楽しくて、充実した旅になりました。なかでも1番印象に残っているのは、子どもたちと一緒に遊んだり、ご飯を食べたりしたことです。練習して望んだ絵本の読み聞かせは、子どもたちが耳を傾けて聞いてくれたので、とても嬉しかったです。言葉はあまり分からなかったけれど、それでも子どもたちがメー（タイ語でお母さん）といって、走ってきてくれたり、遊びに誘ってくれたりしました。みんなの笑顔をみて、本当に嬉しくて楽しかったです。今、大学が忙しく、大変な時もありますが、そんな時に子どもたちの写真、思い出が支えとなっています。本当に参加して良かったです！！
山下曜子 | 2017/03/28（火）
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