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ホシハナヴィレッジのおいしいタイ料理

この春ホシハナヴィレッジのレシピブックが発売になりました。
ホシハナヴィレッジの人気のお料理を含めた45のタイ料理のレシピと、ホシハナスタッフおすすめの食にまつわるチェンマイの街歩きガイドを一冊にまとめた本です。

本を作るきっかけはスタッフ同士で「ホシハナヴィレッジのお料理の本が作れたら良いね」というおしゃべりから。その後主婦の友社から出版されることが決まり、われわれスタッフも張り切って準備を進めました。レシピの準備や食材のアドバイスなどはマネージャーのタッグさん、調理はシェフのインちゃんが担当。撮影は元スタッフのカメラマンさとみさん、私は撮影のスタイリングと街歩きのページの取材のお手伝い。編集者の友人みきこさんに編集をお願いし、デザインはグラフィックデザイナーの私の夫、という気心の知れたメンバーが揃いました。通訳や翻訳などは現・元スタッフたくさんの人たちの心強いサポートがあり、取材ではあたたかなチェンマイの人たちから色々な話を聞くことが出来ました。

レシピはホシハナの食堂で出している料理を中心ですが、それ以外にもバーンロムサイのホームで日々子どもたちのご飯を作るコックさんから教わった家庭料理も掲載しています。
普段から協力いただいているベジタリアン料理研究家のターおばさんの読み物ページも。
レストランやカフェ、ショップのセレクトはスタッフ全員から意見を聞き、日頃通ったり愛用しているお店を厳選しました。

この本には、いわゆる辛いイメージのタイ料理と一味ちがう、やさしい味わいのタイの料理がたくさん載っています。タイ北部のタイヤイ族の料理が多いのも特徴のひとつ。ホシハナのシェフの一人がタイヤイ出身なのでメニューにも実はタイヤイのお料理が多いのです。タイヤイ料理は乾燥納豆のトゥアナオやトマトをふんだんに使っていて、日本人にも親しみやすい味わい。お茶の葉っぱを食べるサラダなんかもあるんですよ、どんな味か気になりますよね?タイヤイ料理はどれも食堂の人気メニューになっています。
それでは。
本の中から、私のベスト3のメニューをご紹介したいと思います。ジャーン。
まずは、スタッフにも大人気のタイヤイチキンカレー。生姜風味のさらさらのマイルドなカレー、レモングラスが入っていて爽やかな風味です。生のレモングラスってなかなか見かけませんが、輸入食材のサイトを見ると案外手軽に手に入るんですよね。材料さえ揃えば作り方はとてもシンプルです。
続いては熱烈なファンの多いタイヤイ麺。ホシハナの朝ごはんの定番メニューです。もちもちの食感の麺とトマト風味のスープの組み合わせはやみつきになるおいしさ。日本で作る時は、タイヤイの米粉麺の代わりにクイッティオやフォーの麺で作ることができますよ。
ローイゲーオはタイのフルーツポンチ。ジャスミンの花の香りがふわっと漂うスペシャルなデザート。一晩花を水につけたジャスミン水を使って作ります。ジャックフルーツやパイナップルなど季節の南国フルーツとの相性も最高。現地を訪れた際はぜひ試していただきたい一品です。ジンジャージュースはマナオ(見た目は小さなライムのような、タイレモン)をたっぷり入れて。食堂メニューにはキリッと大人味のジンジャーのシャーベットもあり、そちらもおすすめです。
本の後半は、食にまつわる街案内のページ。CITY(チェンマイ市内)とHANGDONG(ハンドン地区)、MARKET(市場)に分けておすすめのスポットをスタッフのコメント入りで紹介しています。特にホシハナのあるハンドン地区のガイドは実用的です。ホシハナに宿泊したお客様に、この本を片手に自転車や車を使って散策してもらえたらいいなぁ、と想像を膨らませながら作りました。
MARKETはチェンマイの中でも特徴のある5つの市場を紹介したページ。私のお気に入りはガートバーンホーと呼ばれる金曜朝市。市内のモスクの駐車場で週に一回、金曜の午前中だけ開かれる青空マーケットです。雲南とタイヤイ族のムスリムの人たちが出店しているので、どこか異国に迷い込んだかのような雰囲気。おいしいものがありすぎていつも食べすぎ買いすぎてしまうんですよね。。。イチオシは焼いたお餅にエゴマ入りの黒蜜をかけたもの。焼きたてをバナナの葉っぱに包んで食べ歩くのが毎度の楽しみです。タイヤイ族の人たちはタイとミャンマーの国境をまたいで住んでいるので、ミャンマーの食材もあちこちに売ってます。甘いミャンマーミルクティーもお気に入りです。

ホシハナヴィレッジとチェンマイの魅力をこの本で感じていただけたらうれしいです。

そしてチェンマイを訪れた際に、ホシハナヴィレッジのコテージのキッチンでこの本を参考にお料理してもらえたらうれしいなぁと思っています。その際は近くの市場などの案内も載ってるのでぜひ活用してくださいネ。

スタッフの愛情がたっぷり詰まった一冊。ぜひご覧ください。
お求めは全国の書店、バーンロムサイ鎌倉店、オンラインショップで。
http://www.banromsai-shop.com/?pid=101623534

蔦屋書店湘南 T-SITEでは6月30日までフェアを開催中です。
http://www.banromsai.jp/information/?page_id=322

佐々木智子 | 2016/06/10(金)

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