トップ >写真日記 > ツアーや団体のお客様の訪問を通じて
バーンロムサイって? | 代表 名取美和より | 団体について(基本情報) | バーンロムサイの活動 | これまでの活動の成果 | これからの目標と活動計画
ご支援ください | 子どもたちの紹介 | スタッフ紹介 | 写真日記 | 見学/訪問 | メディア掲載情報

ツアーや団体のお客様の訪問を通じて

子ども達の学期休みも終わり、朝晩涼しいベストシーズンが訪れようとしているチェンマイ。
hoshihana villageはほぼ満室に近い状態がつづきます。
10月、11月は団体のお客様も多く、先日のヨガリトリートツアー、H.I.S.バンコク企画のツアーなど、今までここに来たかったけど機会がなかったというお客様も多く訪れてくださいました。

ヨガリトリートツアーも大好評でした!

そして先日、北海道の江別市にある立命館慶祥高校の2年生39名がバーンロムサイを訪問してくれました。

今回の訪問は「研修旅行」の一環とのこと。慶祥高校ではタイだけでなく、ベトナム、リトアニア、オランダ、アメリカ、ガラパゴスなど各国でテーマ別の研修旅行を実施しているそうで、「北タイコース」では、児童買春の被害に遭った子ども達の救済などにあたっている「YMCAパヤオセンター」での研修を通じて、子どもの産業的搾取の現状について学ぶことが大きなテーマになっているそうです。実は私の妻と、スタッフの松井の弟がこの学校の卒業生。縁あって研修旅行の最後の訪問先としてバーンロムサイに来てくれることになったのです。

バーンロムサイの子ども達と互いに自己紹介した際は緊張しているように見えましたが、ともに昼食をとるうちに、すぐに打ち解けた雰囲気となりました。
昼食後は、ホームの施設を紹介しながらバーンロムサイの15年の歩みを紹介。開設から2年と6ヶ月の間に10人の子ども達がAIDSを発症し命を落としたこと、現在は抗HIV薬の開発が進み元気に生きられるようになったこと、バーンロムサイが自立するために始めたプロダクツやhoshihana villageのプロジェクトの説明など、実際の現場を見ながら真剣な表情で聞き入ってくれました。

バーンロムサイの子ども達も年齢の近い学生達の訪問を喜んでいる様子。アクテビティの時間には、最近完成したプレイグラウンドのトランポリンで遊んだり、バレーボールやバトミントンの真剣勝負で汗だく!バトミントン部の学生もいたのですが、運動神経抜群のビーは彼らにも負けない実力を身につけていたようで、互角以上の闘いを繰り広げていました。遊んでいる最中に1人の学生が「子ども達元気ですね!それにこの場所が本当に素敵なところで驚きました。HIV母子感染孤児と聞いてとても暗い場所と勝手にイメージしていたので」と声をかけてくれました。

汗だくで遊びました

代表の名取と、同校卒業生の妻がそれぞれお話会を実施したのですが、重いテーマと向き合ってきた研修旅行の最後とあって、学生さんからはたくさんの質問が出ました。

「母がきっかけで社会貢献に興味を持ったのですが、それが自分の考えなのか、母の考えなのか時々分からなくなる時があって…」
「大人の中にいると高校生である自分には何も出来ないと感じてしまうのですが…」
「たくさんある「やりたいこと」どうやって取捨選択したらよいと思いますか?」

彼らの質問は、素直で純粋で、17歳という年齢を真剣に生きていることが伝わってきました。最後に1人の学生が「質問ではないんですが、自分の気持ちを話してもいいですか」と言って、こんなことを話してくれました。

「今回の研修旅行で児童買春や貧困の根深さを知り、正直なところ自分に出来ることは何もないと思っていました。でも今思っていることは、自分に出来ることはやっぱり「伝える」ことだと思っています。日本に帰ったら自分が出来ることから始めたいと思います」

高校生の頃、同じように悩んだり、考えたりしながらバーンロムサイを訪れた妻も、後輩達の率直な言葉に心を動かされたようでした。日本の現状をニュースやインターネットで見聞きしているだけでは、「今時の高校生は・・・」と世代差を感じてしまうことも多いのですが、実際の触れ合いを通して、私たち自身も学ぶことが出来た1日でした。
訪問者のみなさん、慶祥高校のみなさん、ありがとうございました。

※施設内の見学は、事前にご予約が必要です。
http://www.banromsai.jp/whats/?mode=visitor
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長野県/安曇野 「安曇野ちひろ美術館」にて 平和としあわせを願うアジアの手仕事展が開催されます!

信州・安曇野ちひろ美術館では、館長でもありユニセフ大使も務められている黒柳徹子さんの願い「世界中の子どもたちへしあわせと平和を」というメッセージを手仕事を通じて伝えたい、とのことで「アジアの手仕事展」を企画されています。
11月の3連休を使ったこの展示では、バーンロムサイの活動紹介と子どもの絵を使った商品などを展示販売いたします。 
ぜひお越しください。

■長野県・安曇野 「安曇野ちひろ美術館」平和としあわせを願うアジアの手仕事展
期間:10月31日(金)~11月3日(月・祝)会期中無休
時間:9:00~17:00
入館料:大人800円、高校生以下無料
場所:〒399-8501 長野県北安曇郡松川村西原3358-24
TEL:0261-62-0772
ホームページ: http://www.chihiro.jp/azumino/

谷岡 功一 | 2014/10/25(土)

前の写真日記:ダーウの染めと織り次の写真日記:地域色

写真日記一覧へ戻る

特定非営利活動法人(NPO法人)
バーンロムサイジャパン
〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1423-1
Tel. 046-876-6209 Fax. 046-876-6219
info@banromsai.org
www.banromsai.jp
Ban Rom Sai
23/1 Moo 4 T.Namprae, A.Hangdong,
Chiangmai 50230 Thailand
Tel. +66-53-022245 Fax. +66-53-427434
Banromsai(Thailand) Co.,Ltd.
246/1 Moo 3 T.Namprae, A.Hangdong,
Chiangmai 50230 Thailand
Tel. +66-63-158-4126
Copyright © 2011 ban rom sai. All Rights Reserved.