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バーンロムサイの裂き織

カラフルな(時にシックな)色合いが人気の裂き織シリーズ。
織りから縫製まで、すべての工程がバーンロムサイの縫製場で行われています。
その中で、織りを担当しているキットさんの作業を見学してきました。

裂き織では、縦糸はふつうの糸を使用するのですが、横糸には糸の代わりに細くひも状に裂いた布を使います。
そのため織り始める前にひと手間、ひも状の布を用意するところから始まります。
布を幅2-3cm程度のひも状に裂いたら、このように毛糸玉ならぬ、布玉に丸めていきます。

ただボール状のままでは縦糸の間に通しづらいので、シャトルと呼ばれる道具が登場します。これに巻いておくと、
シャッシャッと左右の動きも快適です。キットさんは、取り出しやすいよう、足元のバケツに入れて管理。

シャトルは木製が多いのですが、木のトゲが毛糸に引っかかりやすいため、
購入したらまずサンドペーパーで表面を滑らかにしてから使うと、
トラブル防止になるそうですよ。

織りの工程のなかで、縦糸を張るのが一番大変な工程だと私は思うのですが、今日はもう縦糸張りは済んでいたため、
早速作業中の作品を見せていただくと。。

柄物の布は織ると印象がガラリと変わります!
今回はピンク地に花柄の布を使用。
織ってしまうと花柄は消え、
カラフルでポップな雰囲気になりました!

各色何cm、と指示書にある通りに、織り進んでいます。元は幅2-3cmほどの薄い布ですが、キュッキュッと詰めて織っていくうちに、厚めの丈夫な布になっていきます。横糸をひたすら左から右へ、右から左へと動かしていく作業、単純なようですが実は難しく、途中に休憩をはさむと、うっかりピッチが変わって幅広になってしまった、というようなことも良く起こります。
その点キットさんは慣れたもので、一定の幅・ピッチを保ちつつ、織り進んでいます。

今回は織り幅狭め、ポーチに仕立てる布を織っていたようです。縦糸は長めに張り、一気にポーチ数個分を織っていくことで、時間も糸も、そして体力も節約!


そして完成品がこちら。一枚一枚丁寧に織られ、仕立てられたバッグ達。
鎌倉店やイベントでぜひじっくりとご覧になってください!
そんな裂き織、日本で盛んになったのは江戸時代、贅沢禁止令が発令されたのが発端とも言われています。
新しい布を使えなくなった人々が古い布を裂いて、裂き織布として再生していたのだとか。
リサイクルにもなり、且つ丈夫な裂き織布、用途も多様です。バーンロムサイでは扱いはありませんが、部屋履きや足ふきマット、昔は防寒用羽織にもしていたのだとか!

バーンロムサイの縫製場。半オープンエアの気持ちの良い空間で、
裁断・縫製・手仕事・織り、それぞれの職人が和気あいあいと作業しています。
織り機の横では手仕事チームがポーチのチャック部分に取り付けるポンポンを製作中。
そして、その横には各イベントで大人気のねこクッションが日本への発送を待っていました。

ビーズなどの小物、こんなかわいい
カラーグラデーションで収納されています。

毛糸類はケースにタイ語と日本語で表示が。

石島 華子 | 2014/07/15(火)

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