ジャスミンの花輪をガジュマルの木の下へ

まだまだ暑さが厳しいチェンマイ。最近は夕方になるとスコールがあり、朝晩は過ごしやすくなってきました。
毎年この時期に行われる大切な行事が「ダムフア」です。当初予定していた日程は、日取りが良くなかったらしく、５月５日に行われました。

ダムフアとは、もともとは、髪を洗うという意味で、年少者が年長者の手に少量の水をかけ、新年の挨拶をする儀式です。旧年の無礼を謝罪したり、日頃の感謝の気持ちを伝えたり、新年の祝福のことばをかけてもらったりする伝統的なこの行事は、毎年、最も暑いこの時期に行われます。

今年は、代表の名取美和をはじめ、大工の棟梁のチャイ、開設当初から働いている保父母のリーダー、ティムが年長者の代表として選ばれました。昨年、水をかけられていたマネージャーのウェウは、「昨日髪を黒く染めたから今年は椅子に座らない」と冗談を言いつつ、みんなニコニコと、儀式がはじまるのを待っていました。
まずはじめに、ウェウが子ども達にダムフアの意味を説明し、
「毎年みんなは、決まり文句のように、健康で、幸せにと短い言葉を言うけれど、
今年は長い言葉で、自分の気持ちを込めて伝えるように」
と子ども達に話しました。

スタッフや子ども達が列を作り、ウコンとソンボイと言う豆のような木の実を入れた水を銀のコップにとります。年長者の前に座ると、ジャスミンの花を年長者の手にかけ、コップの水を年長者の手にかけます。
小さい声で、その人にだけ聞こえるように、感謝の気持ちを伝えます。
今年は、最初のウェウの話しが効いたのか、短い決まり文句ではなく、それぞれが気持ちを込めて、敬い、感謝を伝えていました。メーミワも、ポーチャイも、メーティムも大きく成長した子ども達のその言葉に感動し、また何人かの子どもは、感極まって涙ぐみながら今年の儀式は行われました。

儀式の最後にメーミワからみんなへ、
「15年前、開設したころは、子どもは10人でした。保母は５名でした。
今では子どもは30人、スタッフを含めると約80人と、大きくなりました。
男の子の声も声変わりし、こんな小さかった子が、今では私よりも身長が高くなりました。
みんなと助け合って、続けてこれたことに感謝しています」

去年は終始笑顔の多いダムフアだったと記憶しているのですが、
あらためて、大きくなった子ども達、涙ぐむ子ども達をみて、
私も感極まり、今までとは違うダムフアの良さを感じた一日でした。

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東京・立川市　立川タカシマヤにて「バーンロムサイ展」が開催されます！

5月14日（水）から5月20日（火）まで、立川タカシマヤ１F正面ホールにてバーンロムサイの
期間限定ショップを展開します！

肌触りの良いガーゼやリネンの衣類も明るい春夏カラーがたくさん並びます！
もちろん古布やさき織りのバッグ・ポーチも。
そして今回は新商品「子どもの絵のフリーカップ＆プレート」がデビューします！
ぜひ遊びに来てください！

■タカシマヤ　立川店
「バーンロムサイ展」

期間：5月14日（水）～5月20日（火）
時間：10：00～19：00
住所：〒190-8507　立川市曙町2丁目39番3号
JR立川駅北口より徒歩3分／多摩都市モノレール線・立川北駅そば
TEL：042-525-2111
ホームページ：http://www.takashimaya.co.jp/tachikawa/