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織り機が戻って来ました

チェンマイで手織りの有名な村の一つにメーチェム村があります。
縫製場のリーダー、シーさんの出身地でもあるこの村で、バーンロムサイの手織り布は織られてきました。

ですがこの織り機、元々はバーンロムサイのホーム内にあって、手織りもホーム内で行われていました。
最近、またこの織り機をメーチェムから運んで来て、ホームで手織りをすることになりました。

織り機と一緒に織り手のカンマルアンさんにも来てもらって、カレン族のプーちゃんとティップちゃんに織りの指導をしてもらうことに。

カンマルアンさん 

この糸巻き機もメーチェムから持ってきたもの

この日はプーちゃんが縦糸を張っていました。
一本一本糸をよりながら縦糸を張っていくのは気の遠くなるような作業です。
こんな灰のようなものを指に取って滑りを良くしながら糸をよるのだそうです。


この縦糸張りの作業、この日で既に2日目。
カンマルアンの見立てでは、多分この日には縦糸は終わって織りに入れるだろうとのこと。

そして次の日に覗いてみると、今度はティップちゃんが既にかなり織りを進めていました。
縦糸を張るのに時間がかかるけれど、織り始めてしまえばこの程度の幅ならすぐに織れるとのこと。


こうして織り上がった布がこれ。

涼しげな色のストールになりました。


カンマルアンさんは現在66歳。20歳過ぎから手織りを始めたとのことでなんともう40年以上も手織りをしてきた大ベテラン。
プーちゃんたちが2日かけて張った縦糸も、カンマルアンさんなら半日くらいで終わるとのこと。

メーチェムの中でもカンマルアンさんの住む集落では手織りをしている人もまだまだ多いけれど、最近は他の集落ではかなり少なくなってしまったそうです。
そして若い織り手はほとんどいないという話。

ティップちゃんやプーちゃんはまだまだ訓練が必要だけど、なんとか織ることはできるし、飲み込みも早いと話していました。
手織りの技術をきちんと受け継いで、バーンロムサイで続けていければと思いました。

カレン族の二人は既に手織りをしたことがあるものと思い込んでいたのですが、実は初めてとのこと。
自分の腰を使って織る「腰織り」は」小さい頃からしていたけれど、こうした大きな織り機を使った手織りは初めてなので、ちょっと大変とのことでした。
さき織りは簡単だけどこれは難しいそうです。

また別の日にはキットさんが指導を受けていました。
やっぱり初めての手織りはとても大変とのこと。


バーンロムサイの手織り布、少しずつ商品になっていくと思います。お楽しみに。

上田 真理子 | 2014/04/10(木)

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