一昨日の夜、このナンプレー村の片隅で、ベンツのオープンカーが走っていたのにはビックリ。バーンロムサイ開園当時、村では車を持っている人の数も少なく、持っていたとしても古びたピックアップトラックが多かった事を考えるとこの１２年でいろいろと様変わりしました。

この頃町でよく耳にするのが韓国語、ソウルから毎日直行便が運航されている事もその理由だと思いますが、韓国からの観光客がうなぎ昇り、そしてそれに伴い韓国料理店の数も増えて来ています。また一時運行が停止されていた中国・昆明からの直行便が再開されたと言う事は、需要が増えたと言う事なのでしょう。

先日チェンマイ市内で開催されている写真展（詳細は２月７日の佐藤くみの写真日記をご覧ください。 http://www.chaocnx.com/photo/ ）を見てビックリしたのがこの町の変貌ぶり！１９７０年代後半までは１００年前とほぼ変わらぬ姿をとどめていたのに、その後今日までの３０年間にこれほど変ってしまうとは！実際自分の目で見て来た１９９７年からの１４年の歳月の中だけでもどれだけこの町が変貌したか。

１９６５年ヨーロッパから日本へ帰国する際寄港した時の記憶にあるバンコクと今のバンコクは全く違う町です。何であれ留まる事なく様変わりするのは当たり前の事とは分かりつつも、「ブンス―ムさんの写真館」をみて、タイムマシーンに乗り１９５０年代のチェンマイのシープラカ―ト　ホテル（ちなみに写真展の会場がほぼ廃屋と化したこのホテル）に１週間ほど宿泊しチェンマイ市内を散策したいものです。

もしもタイムマシーンを３回それぞれ１週間ほど使わせてくれると言われたら、、、行ってみたいのが１９世紀末のパリに４泊そして汽車でベルリンに行き３泊、、出来たらウィーンにも足を運びたいが、、、、１８００年ごろの江戸の町に、そして１９５０年代のチェンマイ、見たいものです！

１９４５年第二次世界大戦後から今日までの６５年間、まさに私の人生と同じこの年月、日本は考えられないほどの経済発展を遂げ、そして今その頂点から下降しはじめたようです。今後は中国や韓国、インド、そしていつの日かアフリカの国々が、、、それぞれの「頂点」を迎えるのでしょう。

このナンプレー村の繁栄期、これ以上の「進化」を私は体験したくないなぁ、、、、

あのベンツＡＭＧ改造車をこの村で目にしていろいろ考えてしまいました。