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ゴミ拾い

お昼過ぎ、何だか今日は緑色の服を着ている子が多いなぁと思ったら、子どもたちが全員同じ服を着て、帽子をかぶり、庭に集まっていました。村の子たちも一緒です。
洋服には「自然を保護する少年少女ボランティア」と書いてあり、ナンプレー寺の方まで歩きながら、道端に落ちているゴミ拾いに行くところとのこと。


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まずは整列して点呼をし、ベンさんから注意事項などのお話があり、ちょっとゲームを交えて気分を盛り上げながら、外に出掛けて行きます。
冬が終わったチェンマイの日中は日射しがかなり強く、歩いて作業をするのは少し辛いかも。
全員麦わら帽子をかぶり、年長の女の子たちは腕にも日よけカバーをつけていたのも納得です。
軍手をして、リアカーを押しながら、ゴミを拾い集めていきます。
ホームの外へ出ると、早速たくさんのゴミが落ちています。
お菓子の袋、空き缶、空きビン、タバコのパッケージなどなど・・・。
子どもたちはゴミを見つけては、一生懸命拾います。


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本日の「収穫」は大きなゴミ袋4袋分。
ゴミ拾いの後は、ごほうびにアイスクリームを食べ、ジュースを飲んで、子どもたちはホームに戻ってきました。


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タイではまだまだポイ捨てが当たり前。
物質的に豊かになればなるほど、ゴミの問題は深刻になっていくと思います。
自分のところでなければ良いのでしょうか?
大人が車からゴミを投げ捨てたり、歩きながら捨てられた食べたお菓子の袋や空き缶がそこらじゅうに落ちています。
教育や啓蒙活動も必要だし、こうして実際にゴミを拾う活動を通して、ゴミは道端に捨てるものではなく、ゴミ箱に捨てるものという認識をまずは子どもたちが持ってくれたらと思います。
こうしたプロジェクトを通して、はじめはバーンロムサイからナンプレー村へ、そしてタイ国内へとゴミ問題の意識が広がっていくと良いなぁと思います。

菅野 裕子|2011/02/12 (土)

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