先月半ば頃、縫製場に新しい縫い子さんが入りました。名前はブンさん。手狭になった縫製場の拡張工事も終わって落ち着いた段階で、やはり縫い子さんを増やさないと生産が追いつかないということになり、増員を決定。サーイさんの知り合いでとても腕のいいブンさんがやってきました。

実は彼女は以前にも一度試しに来てもらったことがある人。その時は前の職場で縫製のリーダー的な立場にあったらしく、辞めるのに気が引けるとかでうちには来てくれませんでした。ですがその後、やはりうちで働きたいと思ってくれていたらしく、増員を決定するとすぐに来てくれることになりました。

一応最初の１週間は試用期間で、試しに簡単なものから難しいものまで縫製をしてもらうのですが、ブンさんの場合はゲーさんもQC担当のエッさんも絶賛するほどの縫製技術の高さ。これから益々たくさんの商品を生産していきたい縫製場にはとても心強いです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新しくきたブンさん

そしてもちろん新しくミシンも購入。前回ウットさんが入って新しいミシンを購入したときは、ゲーさんと事前に話してサーイさんに使ってもらうことを決めたのですが、今回もまた誰が新しいミシンを使うかで揉めるかと思い、ゲーさんに相談。すると今回はみんなで話し合って決めるとのこと。

私はミシンの発注だけをして配送日は休みだったので、それでは話し合いは任せるよ、と決定を委ねました。翌日どうだったか聞いてみると、新しいミシンはシーさんのもとにあります。どんな話し合いだったか少しだけ聞いたら、話し合いはやはりみんなが新しいミシンを取り合うというものだったようです。細かくは怖くて聞きませんでしたし、どのように全員が納得したのかは不明ですが、最終的にはサンプル制作担当のシーさんが勝ち取ったのでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新しいミシンとシーさん

サンプルをよりきれいに仕上げるためにも新しいミシンが必要だと主張した（と思われる）のだから、これからさらにきちんとサンプルを仕上げて欲しいと願うばかりです。今シーズンはウールにも初挑戦の予定。シーさんにはしっかり新しいミシンを使いこなしてもらいたいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スクエアポンチョのサンプル
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（以前に作っていたものを少しパターン修正してこの秋復活予定）