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タイ人スタッフがんばっています!

反政府運動が一段落し、暑さもおさまって来た昨今、チェンマイも少しずつ活気を取り戻し、それと同時にサイトーンも勢いにのって来ました。日本人のお客様も今まで通り来てくださいますし、そして何よりも嬉しいのはタイ人の地元の人たちが、噂を聞いて食べに来てくれるようになったことです。新しく加わったタイ料理のメニューはタイ人だけではなく日本人や西洋人のお客様にも好評で、決して「何でもあり!」のお店ではなく、今、とてもバランスの良いメニューとなってきました。新メニューでのお薦めは「揚げレタスのスパイシーサラダ」。カリッと揚がったレタスにシーフードがたくさん入ったちょっとピリ辛のタレが絶妙に合うのです。焼き豚入りのグリーンカレーも美味。

先日タイ人スタッフたちの希望で、あらためてお店の繁盛を願うための儀式を行い、私も同席しました。お店がお休みの日曜日の朝、厨房では朝早くからお坊さんに食べていただく食事の準備に大わらわです。若いスタッフたちですが、皆とても信心深く、やはり仏教国タイで育った若者だなと、茶髪に化粧バッチリとイマドキの彼らを見ながら妙に感心、儀式の間も神妙にお経を唱えていました。座っているだけで良いと思っていた私は、年上ということだけで、蝋燭に灯をつけたり、お坊さんにお供え物を渡したり、次々と儀式の中でやらなくてはならない事がたくさん!全く予想していなかったその状況に、また思っていた以上にきちんとした儀式であったため、とにかく失礼のないように・・と緊張し、足はつるし、痺れるし、一人でテンパッテいました。


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儀式終了後、私たちは席をはずし、お坊さんがお一人でサイトーンの食事を召し上がりました。その中にはなんとタンシチューも!「お坊さんは牛を食べてもいいの?」とスタッフに聞くと「マイペンライ(大丈夫)」という返事、???です。

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お坊さんに食べていただいたお料理

こうして、儀式は滞りなく終わり、お店のスタッフも安心して、また新たな気持ちで働けると、とても喜んでいました。そしてその翌日から二夜連続満席状態。効果てき面です!!是非新しくなったレストラン サイトーンへ食べにいらしてください!

ここでレストラン サイトーンのスタッフを紹介します。

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向かって左から、タカテン(キッチン)、ソム(ホール)、ウィー(お掃除とお皿洗い)、ティップ(マネージャー)、ダオ(キッチン・ホール)。この5名がメインスタッフとして頑張ってくれています。そしてティップを中心にうまくまとまっていて、仲が良く、みんなとってもいい人たち。この先、また色々な問題も起こってくると思いますが、彼らだったらあきらめずに頑張ってくれるのではないかと、新しくなったサイトーンへ足を運ぶたびに感じるのです。


麻生 賀津子|2010/08/27 (金)

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