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中国 昆明

先日、中国 雲南省 昆明に行って来ました。
人口500万人に膨れ上がった近代都市。
旧市街はほとんど取り壊され近代的なビルが立ち並び、西洋からのブランド商品が街にはあふれていました。旧市街の家々は崩壊したままの姿をさらし、それらの建物も近々取り壊されてしまうのではないでしょうか。もったいない!

東京オリンピック以降どれだけの文化的、歴史的、情緒的にも残しておいてもらいたかったものが破壊されてしまったか。そして今になってそれを悔やんでいる日本人。我々の支えとなったであろうバックボーン「文化」が消えてなくなってしまいました。同じ事を中国も今好景気の中、過去を切り捨て振り向こうとせず、前進前進しているのだと昆明で実感しました。

昆明を見ただけで中国を語るわけにはゆきませんが、日本人が持っていないエネルギーと逞しさを感じました。何か事が起きたらアッと言う間に日本は中国に呑み込まれてしまうのでしょう。大陸の逞しさとでも言うのでしょうか数の強さなのでしょうか。少々怖い気さえしました。

しかし中国の食文化はさすが、庶民の市場も食材は豊富、タイではお目にかかることのない中近東や小アジアがルーツと思われる乳製品や見た事もない野菜や果物。そして短い滞在でしたがホテルの朝食以外、口にした全ての物も美味しかった。どこの国の市場も楽しいのですが、昆明の市場も活気にあふれた楽しいところでした。


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                   山羊の血                         プーアール茶で煮た豚肉


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                   この野菜は?                          いろいろな実


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                きゅうりの右隣は何?


バーンロムサイの物作りに必要な材料を仕入れに行ったのですが、郊外にあるその市場の建物は想像を絶する広さ、食材以外の全て、電化製品から家庭用品、手芸材料、事務用品などの卸し屋が軒を並べていました。近くの新興団地の広さたるやすさまじく、水平線まで高層アパートが建ちならんでいました。

世界の力関係が変わりつつある事を実感。
それにしても何事も「スケールが違う」中国でした。

名取 美和|2010/08/20 (金)

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