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写真日記


白いお寺

先週お休みをいただき、お隣のチェンラーイ県まで行って来ました。チェンラーイ県はラオスとミャンマーに接し、山に囲まれ、自然豊かなタイ最北の県です。今は雨期の真っ最中ということもあり、大雨に遭ったり、悪天候の中ではあったのですが、色々なところを訪れることが出来ました。その中でおもしろいお寺に出会いましたので一つご紹介します。
 
 
「ワット・ロンクン」
チェンラーイ市街から国道1号線をチェンマイ方向に15Kmほど行ったところに、ワットロンクンはあります。チェンラーイを紹介する写真などでよく見かけるのですが、真っ白なお寺です。タイでは金色に輝くお寺が多い中、白いお寺という時点でどこかちょっと変わっているなと思っていました。タイでは「お金を貯めてお寺にタンブンする(徳を積む)」なんていう話を聞きますが、このお寺はチェンラーイ出身の有名なアーティストがデザインをし、自ら建てたお寺なのだそうです。
 
 
敷地前の道路にはこんなポールが・・・。駐車禁止です。


 
 
珍しい白とシルバーが使われたお寺です。
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本堂への入口ではたくさんの「手」が迎えてくれます。
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本堂はこんな感じで、まだ建築途中です。
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他の観光地では観光客がとても少なく、閑散としているところもあり、タイの観光は大丈夫だろうかと心配になりましたが、このお寺には外国人も含め、たくさんの人が訪れていました。
遠くから見ると白くて美しいお寺、近くで見ると、細部に渡ってアーティストのこだわりがたくさん感じられるお寺でした。
本堂の中は撮影禁止でしたが、壁に描かれた壁画も片面だけ、もう半分はこれから描いていくようでした。本堂以外の建物も工事の途中になっていて、最終的にはどのような感じになるのか謎です。10年以上前から建設が始まっていて、いつになるのか分かりませんが全部完成したら、また行ってみたいと思います。資金を捻出するため、ご自身の作品も敷地内で販売されています。

チェンマイからですと車で3時間ほど、チェンラーイ市街からですと車で20分ほどのところにあります。
タイで観光といえばお寺へ行くことも多いかと思います。古い由緒あるお寺も良いですが、たまにはこのような斬新なお寺巡りもいかがでしょうか?

菅野 裕子|2010/08/09 (月)

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