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出発

今日から子どもたちは、タイの最高峰ドイインタノンでの3泊4日のキャンプに出かける。滝へ遊びに行くときやソンクラーンへ行くときなど、楽しみなイベントへ出かけるときには出発時間のかなり前から準備万端で出発を待っている子どもたちは、今日も例にもれずかなり早くから準備万端で出発を待っていた。そして、今回のキャンプには村の子どもたちも参加する。その村の子どもたちもホームの子ども達に負けないぐらい早くから準備万端で出発を待っていた。それだけこのキャンプを楽しみにしてくれているのだろう。
出発前には、事前に決められていた赤、黄、緑の班ごとに整列し、ベンさんからキャンプでの注意事項が伝えられた。その途中、みんながカバン1つに荷物をまとめている中、ゲンとビーが入りきらなかった荷物をビニール袋に入れ、カバンの脇に縛り付けているのをベンさんが発見。「どうしてそんなにビニール袋をぶら下げているんだ?ビニール袋はみっともないから全部カバンの中にしまいなさい!」とベンさんが2人のカバンを開けると、ゲンのカバンの中からはなぜか冬服が3枚も、そしてビーのカバンからはなぜか値札付きの新品のパンツが現れるといったハプニング?もあったが、無事に2人の荷物はカバン1つにおさまり、その後みんな元気にキャンプへと出発して行った。


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キャンプ場までの山道対策、酔い止め薬を受け取る子ども達


新学期から入学する大学の手続きがあるピーダーオ、専門学校の授業があるヌン、バンコクの病院で耳の検査があるタンと目の検査があるプロイの4人は今回のキャンプには不参加。ホームに残ってお昼ご飯を食べていたタンとプロイに「やっぱりキャンプに行きたかった?」と聞いてみると、「バンコクの方がいい!」と声をそろえる2人。検査のためとはいえ、いつもの集団行動から離れ、ウェウ先生と3人でバンコクへ行けることの方が、みんなとキャンプに行くよりもうれしそうな様子だった。その2人も午後2時過ぎに、バンコクへ向けて出発して行った。


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うれしそうなタンとプロイ


夕方、ホームに帰ってきたピーダーオとヌンは、口には出さないが他の子がいないいつもとは違う静かなホームを楽しんでいるようだった。これから数日、キャンプに行った子ども達、バンコクに行った2人、ホーム残った2人、それぞれがそれぞれの場所を楽しんでくれればと思う。

鈴木 寛人|2010/04/21 (水)

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