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写真日記


低い声

『低い声』

現在住んでいる家はホームの中にあり、子どもたちの家も近いことから何を言っているかまではわからないが、何かと子どもたちの声が聞こえてくる。特に朝は静かなので学校へ行く準備をする子どもたちの声や、学期休みに入ってからは落ち葉掃きをする子どもたちの声がよく聞こえてくるのだが、最近子どもたちの高い声に交じって、子どもたちを叱るような大人の男性の低い声が聞こえてくることがある。一瞬、オフィススタッフのベンさんやエー君を思わせるような大人の男性の低い声に、今日はベンさんかエー君がこんなに早くから出勤しているのかなとその声が聞こえてくるたびに思ってしまうのだが、よくよく聞いているとその声の主はナットだったりヌンだったりする。1、2前、中学生の大きな男の子達の身長がグンと伸び、数人の子には身長を追い越された時期には、見た目でみんな大きくなったなと感じたが、最近ではこの低い声を聞くたびにナットやヌンもう大人だなと実感させられる。


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学期休みで戻ってきているポン。
ポンの声もすっかり低いです。


『色』

先日バイクに乗っている時に、アサマが「この学校は最近できたばかりなんだよ。ほら、あそこに見える屋根が豚の血色の建物。」と、ある建物を指さして言った。その建物の屋根の色は、日本語で言うとえんじ色、もしくはワインレッドといった色だったのだが、僕には最近できた学校よりも"豚の血色"というなんともインパクトのある色の名前の方が気になってしまった。もしかしてアサマが勝手に命名したのかと聞いてみると、タイではこのような色のことを"豚の血色"といい、みんな普通に使っているという。他にも変わった色の名前としては"馬糞色" (名前の通り濃い緑と茶色を混ぜたような色)や"目にしみる色" (これも名前の通り目にしみるような派手なピンク)といった色の名前があるのだそうだが、タイでは豚の血を使う料理が結構あったり、市場の肉売り場でも普通に豚の血が売られていたりするだけに、"豚の血色"とはなんともタイらしい色の名前だなと思ってしまった。

鈴木 寛人|2010/03/28 (日)

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