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写真日記


そろそろ雨が恋しくなってきた一昨日、久しぶりにひと雨きました。空は煙害で茶灰色、喉はイガイガ、土埃が酷く、粉のように細かい土が歩くとファファと空中に舞い、スーテプ山も見えませんでした。気温も上昇。そんな時のひと雨は本当に天からの恵み。

そろそろ雨期も終わりに近づいており、ブーゲンビリアの花が咲き誇り、マンゴーが子どもの握りこぶしほどの大きさに育ってきました。去年の11月から毎日新しい花を咲かせていた時計草もそろそろ終わりに近づき、裏の貯水池はついに底が見えてきてしまいました。


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              ゲストハウスのブーゲンビリア           昨日の強風で落ちてしまった小さなマンゴー


有難いことにここチェンマイでは乾季の後には必ず雨期が来る事を皆知っています。だから安心していられるのです。でもいつ降るか分からない雨を待っている人たちの事を考えると、当たり前の事ですが水があらゆる意味で生き物を潤してくれるかをこの一雨でまた実感しました。

今から20年ほど前、日本のある農学博士が一株に一万三千個も実のなるトマトを水耕栽培で育てました。「トマトの種は芽を出して育つ過程で、ここなら安心して成長出来る、と知ったのでこの様に育ち続ける事が出来たのです」とその先生がおっしゃっていました。

私たちが今この乾季でも安心して暮らしていられるのは、必ず乾季の後には雨期が来ると知っているからです。この「安心感」の持てない地域や環境にいる人たちにとっていつ降るか分からない雨を待つのはどんなに辛いことでしょう。アフリカやオーストラリアの干ばつが今年もとても酷いと聞いています。そして各地で起きる洪水、、、「干ばつと洪水」足して二で割りたいです。

戦火の中、また災害、貧困、そして虐待や差別、「安心」して暮らせない人たちがどれだけ世界にいるか、、、、

昨夜は午後7時ごろから雷が鳴り始め、稲妻、落雷、強風と雨、、二度の停電とそれに伴っての断水がありましたが、午後9時過ぎには雨も風も止み静かな夜がやってきました。2時間ほどの自然のパーフォーマンス。

われわれ現代人は電気がないと何もできません。そんな中蝋燭を3本灯し本を読みました。猫も怖がり私のそばに集まって来ました。

名取 美和|2010/03/20 (土)

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