先日小学校の子どもたちの成績が学校から配られた。後期の途中経過とのことだが、100点満点で70点以上がとても多かったのがニサーとジンダーの二人。殆どの子どもたちが、50点以下という悲惨な状況の中、彼女たちは「良く頑張ったね～！拍手～！」とみんなの前で誉められ、ちょっと照れながらも嬉しそう。

タイの小学校では、きちんと提出物を出せばそれだけで60点ももらえる。なので学校で先生からいつまでに何をやってきなさいということに真面目に取り組めば、それなりの成績が取れるというのが子どもたちの通っている学校のシステムらしい。しかし・・、それをやらない子ども、せっかくやったのに無くしてしまったとか、出すのを忘れたという子ども、ニサーとジンダー以外の小学生はいくつもの学科の提出物が先生の手に渡っていないがために、成績が悪かった。最近はノイさんやベンさんが夜に宿題を見てくれているが、そこでやったものを出さないのだ！渡すだけで60点もらえるのに、もったいない・・。

この間ウェウ先生の「抜き打ちカバンの中身チェック」に運悪くあたったタム。彼のカバンの中からは、グチャグチャになった提出物が一杯出て来た。学校ではきちんと提出物を整理して保管するためのファイルまで子どもたちに渡していたそうだが、今回ウェウ先生も初めて見たらしい。タムはカバンの底から出て来たグチャグチャの提出物（つまりやったけれど先生に渡していなかったもの）をファイルに入れ、なんだか得意気に見せに来てくれたのだった。