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デザートと英語

ホームでのご飯の後には必ずデザートがあります。季節の果物であることが多いのですが、時にタイのお菓子だったりと、今日は何が出るのだろうと楽しみでもあります。

昨日のお昼のデザートは『カオラム』というタイのお菓子。ココナッツミルク、小豆、砂糖などで甘く味付けしたもち米を竹の中に入れて蒸す食べ物で、子どもたちも大好きな様子。通常子どもたちはご飯がちゃんと食べ終わった後にデザートを取りに行きます。大きなボウルなどに入っているデザートを自分の分だけ取り分けて持ってくれば良いのですが、このデザートをゲットするのが至難の業のことが時々あります。なぜなら、デザートのところにベン教官がいて、「これは英語で何と言うか?」と聞かれ、答えられないとデザートがもらえないのです。果物であれば知っている英語かもしれないし、短い単語であることが多いので、近くにいる大人にコッソリ聞いて、ベン教官の質問に答えることが出来ます。

しかし昨日はなんといってもタイにしかないお菓子『カオラム』です。タイでは小学校から英語を習うとはいえ、子どもたちは「???」。答えは『sticky rice in bamboo』でした。子どもたちは大人のところに来て、「カオラムって英語で何て言うの?」と。一度ではなかなか覚えられません。一緒に発音を繰り返し、忘れないうちに急いでベンさんのところへ。歩いているうちに単語を忘れてしまう子、間違って発音を覚えてしまう子、忘れても何度も何度も単語を聞きに来てベンさんにチャレンジする子、自分の中で単語がちゃんと覚えられるまではベンさんのところには行かずに何度も自分で練習してから行く子、、、それぞれの性格が表れていました。意外にも一番早くもらえていたのはビーでした。オンは単語は覚えたけど、「竹の英語は何?」「もち米の英語は何?」などと応用問題を出され苦戦していました。

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応用問題を出されて困っているオン

 
最後には最年少のアーパイも単語を覚えたようで、全員がカオラムをおいしく食べていました。でも、食べ終わったら英語は忘れてしまったのでは??これを機会に英語の勉強もがんばって欲しいです。
 
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カオラムを手にして大喜びのアーパイ

 
ちなみにタイ人の英語は末子音が消えてしまうので、『スティッキー ライ イン バンブー』と聞こえます。

菅野 裕子|2010/02/07 (日)

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