昨日の裕子さんの日記にあったように、先週二人でバンコクへ行ってきました。募金箱の寄付金回収とプロダクツ生産の資材買い付けのためです。

バンコクへ行くのは約3ヶ月ぶり。チェンマイに引っ越してから1年ちょっとの間にも時々はバンコクへ行っているのに、新しい知らない建物が建っていたり、工事中だったところが完成していたりしていて、私が知っていたバンコクからはだんだんと違ってきています。見渡す限りの高層ビル。山に囲まれたチェンマイから行くと、改めてバンコクは別世界だと感じました。私が以前住んでいたスクンビット通りの辺りもどんどん変わっていて驚きました。

でも相変わらず変わっていなかったのが、世界的にも有名な交通渋滞。BTSで移動できるところは極力利用し、どうしても無理な場合に限ってタクシーを利用するようにしていたのですが、何度か利用したタクシー移動のうち、結構な確率で大渋滞にはまりました。

バンコクのメータータクシーは、走った距離に比例して料金が加算されるのですが、渋滞で全く動かなくなったときには時間に比例して料金が加算されるしくみになっています。

今回一番ひどかった渋滞は、ヤワラートと呼ばれる中華街で資材の買い付けを終えてからホテルに帰るときのタクシー移動。ヤワラートの周辺は渋滞がひどいことで有名ではありますが、買い付けた荷物が多くてとても歩くわけには行かず、ある程度の渋滞は覚悟してタクシーに乗車。

覚悟はしていたものの、乗車してから全く動かないような渋滞。裕子さんとこれはすごいね、全然動かないね、なんて最初は言い合っていたもの、途中から二人でため息の連続。荷物がなかったら歩いてもう少し車の流れているところまで行ったのにと思ったのですが、乗ってしまったしもうどうすることもできません。

タクシーのメーターはどんどんと料金が上がるばかり。メーター表示には料金以外にも乗ってからの時間と走ったキロ数が同時に表示されます。乗ってからもうすぐ1時間だよ、と二人で思ったときの走行距離はたったの3キロ。つまりは時速3キロ！人が歩いたって余裕で3キロ以上は歩けるのに、本当にこれにはうんざりでした。

最終的には3キロちょっとの距離を1時間強で到着。こんなにひどい渋滞にはまったのは、私の覚えではBTSができる以前（10年以上前）のことです。久しぶりにはまったバンコクの渋滞、心からうんざりしました。チェンマイも最近は渋滞するようになったなんて言いますが、バンコクのそれとは比べ物になりません。チェンマイにこんな渋滞が起きる日がこないよう祈るばかりです。

　　　　　　　　　　　　　　時速3キロのタクシーの中から撮影。走っている時間より止まっている時間のほうが長かった・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　BTSサイアム駅周辺の様子。知らない間にこんなオブジェが・・・