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写真日記


次は誰かな?!

最初の日本行きが2003年、そして今まで5回、子どもたちは多くの方からご支援いただき、12月の展覧会開催に合わせて日本へ行きました。HIVに感染していても普通の子どもと全く変わりなく、そしてこんなに元気で居ることを、彼らを日本で応援してくださる方々が会って実感してくださり、また一生懸命練習したタイ舞踏を踊る子どもの姿をみて、彼らの成長を、我が子のことのように涙を流して喜んでくださったりと、毎年の色々な情景が思い浮かびます。そして誰よりも日本へ行った子どもたちが出会った人、食べたもの、訪れた場所、小さな出来事を驚くほど細かく覚えていて、時々日本でのことを思い出しては楽しそうに話しているのです。12月ということもあり、寒さ対策、いざという時の病院の手配などなどアレコレと気を使いましたが、お陰さまで今まで何一つ大きな事故も病気もなく、元気一杯で充実した日本での日々を過ごして参りました。彼らにとってかけがえのない経験となっています。

さて今年は10周年という節目の年ということもあり最初子どもたちを例年のように日本へ連れて行く話で進んでいましたが、年長の子どもたちは学校を休むことが難しくなり、次に控えている子どもたちが、
(男の子)ゲン、ビー、ベン、ペット、タム、パヌ  
(女の子)→ペン、ニサー、アーパイ
・・というメンバー。ウ~ンと大人たちは考え込み、現実的に考えるとまだ少し早すぎるかもしれない、さらに同行する大人たちも何をしでかすか予想できないメンバーなので自信がない、危険、という理由から、毎年会場で子どもたちに会うのを楽しみにしてくださっている方も多いのですが、彼ら年少の子どもたちがもう少し成長して、日本での様々な経験が有意義なものになる年齢まで待つことにしました。
来年か再来年か、そして誰が行くのか・・?!上記のメンバーの日本滞在を想像しただけで、楽しみでもあり、またちょっと胃が痛くなるのです。bee-phet.jpg

ビーとペット

『バイクの修理屋さん』

専門学校でバイクの修理の講習を受けているヌン。今日は実技の試験に一発で合格したなど、毎日楽しそうに報告してくれます。腕前も上達し、修業をさせてもらっているバイク修理屋さんでは一人で店番を任されることもあり、最近はホームの中でも修理の依頼が入るようになりました。先日は縫製場のゲーさんとラダーさんのバイクの古い部品交換をしたり、ピーダオのバイクのタイヤを直したりと大忙し。ヌンを見ていると好きなことだから頑張れるし、頑張れば上達するし、自立のための「手に職」が現実のものとなってゆくのが分かり、本当に嬉しいです!弟や妹たちもきっと刺激を受けているに違いありません。

そして彼が今一番楽しみにしているのは、今月自分の誕生日の20日にチェンマイで開催されるモーターショーをスタッフのエー君と一緒に見に行くことです。バイクや車も大好きだけど、綺麗なお姉さんも大好きな二人の本当の目的はどっちでしょう?!
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麻生 賀津子|2009/12/12 (土)

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