先週の土曜日、12月5日は国王の誕生日。ホームでは、ピーダーオが学校の友達と一緒に子どもたちを集めて、食堂下のスペースでイベントを開いていた。様子を見に行くと、国王の誕生日はタイの「父の日」ということもあり、子どもたちに国王やホームのお父さんたちへのメッセージカードを書かせているのだという。今年高校を卒業するピーダーオは学校の実習ということで、ホームの図書館やコンピュータールームの仕事を手伝っているのだが、その一環として友達と一緒にこのイベントを開いたのだそうだ。カードにはみんな国王やホームのお父さんたちへのメッセージとともに国王の似顔絵も描いていたが、よく目にする国王の顔は、これまでにも何度も描く機会があったのだろうか、みんな特徴をとらえていてとても似ていた。午後には子どもたちの書いたメッセージカードは、国王の写真とともにきれいにボードに飾り付けられ、図書館の前に飾られていた。

翌日の日曜日には、3年前に国王の在位60周年及び80歳を記念・祝賀して国際園芸博覧会が開催された花博記念公園で開催されている「ラーチャプルック・ルアムチャイ・パック・ラック・ポー・ルアン（国王を尊敬し敬愛するラーチャプルック祭り）」を見に、朝から保母さん達と出かけて行った子どもたち。お昼すぎにホームに帰ってきた子どもたちは、すごい人混みで大変だったと言いつつも、どこどこがきれいだったなどと、みんなでのお出かけを楽しんできたようだ。

この土日はタイ国民らしく国王の誕生日一色となった子どもたち。現在国王は体調を崩し入院中だが、国民から愛されている国王の回復と長寿を願う。

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　ダーオの描いた国王　　　　　　　　　　　　　　　　　　オンの描いた国王