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写真日記


当分前から2階にあるキッチンのシンク側から水が漏れてしまうことが時々あり、今日からチャイさん達大工チームはその修理工事を始めた。まずはシンク側のタイルをすべてはがし、配管回りなどをチェックすると言ってタイルはがし作業を始めたチャイさんチーム。すべてのタイルをはがし終えると、コンクリートの土台とレンガを積んだ壁面との境目から木の根が現れた。実はシンク側の外壁のコンクリートの土台とレンガの境目からは小さな木が生えており、その周りのコンクリートの土台には小さなひびが入っていた。チャイさんは配管とともにその木とひびも気になると前々から言っていたのだが、タイルの下から木の根が現れたことにより、水漏れの原因はその木の根だったことが判明した。チャイさんが言うには、木の実を食べた鳥がキッチンの外壁に糞をし、そこから芽が出、さらにコンクリートの土台の中へ中へと根を伸ばしてしまい、コンクリートの土台にひびが入り、そのひびから水が漏れてしまっていたのだそうだ。コンクリートの中から出てきた根は、下の写真のように平べったく成長していた。以前にも木の根がトイレの配管に入り込み、配管の中で根が大きくなってトイレが詰まってしまったこともあったが、コンクリートにひびを入れながら根を伸ばしてしまう木の強さに、改めて感心してしまった。


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ちなみに、外壁から芽を出していた木はパックフアッという木で、ホームの駐車場の裏にある大きな木と同じものだという。外壁から取り除かれたパックフアッの小さな木は大工さん達が家に持ち帰り、庭に植えたのだそうだ。キッチンの外壁から大工さんの家の庭に移植されたこの小さなパックフアッの木も、数年後にはホームの木のように大きくなっているのだろう。


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ホームのパックフアッの木

鈴木 寛人|2009/11/30 (月)

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