バーンロムサイ10周年を祝うパーティーが24日、あった。僕自身も子どもたちの写真を撮り続けて丸５年が経ち、改めて、子どもたちの成長を感じる１日となった。

当日は、朝からお坊さんが５人も来てお経をあげてくれたり、地域の子どもたちを招いて一緒に遊んだりと大忙し。夜には、大勢のお客さんの前で、１ヶ月以上も練習したというダンスを披露。１日中、楽しげな笑い声が響きわたった。

そんな子どもたちを見つめながら今回強く感じたこと。それは、子どもたちの成長だ。初めて出会った５年前、ホームのスタッフに守られていたか弱い子どもたちは今、すくすくと成長し、率先して仕事を手伝っていた。自分たちの力でこの10周年を祝おうという気持ちが強く感じられたのだ。

気がつけば、ヌンの身長は僕とほぼ同じだし、ナットには腕相撲で負けてしまったし。これからも、色んなことで追い抜かれてしまうと思うと、嬉しいような寂しいような。HIVに母子感染した子どもたちを守る家から、子どもたちが自立していくための家へ。バーンロムサイ自身も今後、ずっと成長していくのだろう。さらに10年後の20周年には、成人した子どもたちと、より大人なパーティーを楽しみたい（お酒を飲むだけではなく）。

バーンロムサイのスタッフのみなさま、心よりおめでとうございます。

さて、今年も僕はUT展で展示する写真を撮影させていただく。上の写真はペットの２歳から６歳までの記録。昨年より１つずつ歳を重ねた子どもたちの成長をぜひ、ご覧いただけたらと思う。