トップ > 写真日記

写真日記


ナット

photp 0430-1.jpg『ナット』

丁度ホームステイへ子どもたちが出発する日の早朝、「今、ナットはチェンマイ駅へ叔母さんに会いに行っている」と聞いた。ナットに会いたくて両親(90歳近いナットの祖父母)の面倒を人に頼みバスや電車を乗り継いでチェンマイまで来てくれたのだ。前日の夜着いていたがなかなかナットとうまく連絡が取れず、会いに行った時はこれからもうブリラム県(東北地方)へ帰る汽車の時間で、久しぶりのそして束の間の再会となってしまった。 

 お休みに叔母さん達に会いに行ってもいいんだよ、と言ってもなんだかんだ理由をつけて帰りたがらなかった。でも先日叔母さんに会った時、ナットが駅で彼女を探し見つけても、叔母さんはあまりにナットが「青年」となっていたので最初全然分からなかったという。そしてナットが小さい頃病院で、HIVに母子感染しているとおそらく6歳くらいまでしか生きられないと聞いていたのに・・と、逞しく成長した元気なナットをみてとても喜んでいたそうだ。

 ナットもわざわざ遠くから会いに来てくれ、そして祖父母の面倒をみて結構疲れている様子の叔母さんに会い、この夏休み中どこかで少しでも叔母さんの手伝いをしに行きたいと言ってきた。ただIDカードがあっても孤児は県外に一人で出ることが出来ない。国立孤児院に詳細を記した書類の提出などなど面倒な手続きもあり、そして一番の問題はナットがこれから入る学校の行事が多く入学式まで殆ど時間が取れないこと。

 次の10月の休み、早くから計画して、ナットと同じ地方の子どもたちを連れて、時間をきちんと作って各自の親戚の家へ行くのが一番良いということになった。進学などで一時中断していた子どもたちの親戚探し。ナットのように小さい頃はあまり会いたくないと思っていても成長して色々な事が理解できるようになると、今回のように血の繋がった祖父母や叔母に対する気持ちが変わってくるということも分かった。だからこそ、ある時点では親子や親戚との関係がうまく進まなくても、後々子どもたちが成長して会いたいと思った時に会えるよう、連絡を絶やさず、また一人も身内が見つかっていない子どもたちの親戚探しを続けるべきと、あらためて思う。

『虫たちとの日々』

 この季節、虫がとてもすごい。特に夜。羽蟻もついに先日出てきた。コロコロした虫が床に転がっているので、踏み殺してしまうこともしばしば。さらにこの虫を食べるためにヤモリやトカゲの数も倍増している。もうお腹がパンパンになっているもかかわらず、いつまでも虫を狙い続けている。いつもはシャイな我が家のトゥッケイ(大きなヤモリ)2匹も隠れて鳴いている場合ではないと頻繁に出現。それにしても慣れってすごい・・、食事中に落下してくる虫たちを指でつまみ出しながら、美味しくご飯をいただく今日この頃です。

麻生 賀津子|2009/04/27 (月)

前の写真日記:食事中のマナー

次の写真日記:ポー・チャイ

写真日記一覧へ戻る