トップ >メールマガジン > 2015年2月号

バーンロムサイ メールマガジン 2015年2月号

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::
::: エイズ孤児たちの暮らす家
:::
::: Ban Rom Sai
:::
::: http://www.banromsai.jp/
:::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 2015.02.03:::::

あけましておめでとうございます、とついこないだまで挨拶していた気がするのですが、
気づけばもう2月。
相変わらずの寒さですが、梅の花も咲きだし、少しずつ春の気配を感じるようになって
きました。春はもうすぐそこまで来ていますね!

**メルマガのバックナンバーがホームページ上でご覧いただけるようになりました。
昨年9月分からですが、ぜひご覧ください!
http://www.banromsai.jp/mail_magazine/

…<今月のCONTENTS>……………………………………………………
■ 今月のコラム:「メーセムの村へ」
■ 鎌倉店から:2月のおすすめ商品「キッズ・ベビーアイテム」
■ オンラインショップから: 2月のおすすめ商品「古布の小物類」
■ hoshihana villageから:「身体の内側から綺麗になる」
■ 写真日記から: 1月の写真日記より
…………………………………………………………………………………
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 今月のコラム 「メーセムの村へ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「カレン族の村・染めと織りの体験」に参加してきました。

カレン族はタイ北部やミャンマー東南部の山岳地帯に住む少数民族。少数民族の中では
多数派のカレン族ですが、多くは今も「腰織り」という伝統的な織物や、草木染めなどを
しながら、素朴な生活習慣を守り暮らしています。

今回訪ねたのは「メーセム村」。バーンロムサイでも草木染めをお願いしているチャンシー
さんの家へ行き、「藍染め」と「腰織り」を体験するのです。
バーンロムサイのあるナンプレー村から車でおよそ2時間、延々と続く緩やかな山道を
越えたところに、その村は有りました。

チャンシーさんの息子さん、(かなりイケメンな!)ウィー君のお出迎え、早速ジューシーな
もぎたてのバナナでもてなしてくれました。休むと間もなく、「腰織り」に使う糸選び。藍色から
水色、グレイ、白、茶、レンガ色、ダークブラウンまで、、微妙なグラデーションが美しい糸の
山を前に、長いこと迷った後、選んだ糸を手に糸場へ。「腰織り」に使う縦糸を整えるため、
独特な木枠に糸を張っていきます。指が糸で擦れ、痛く感じてきたところで縦糸張りが
おわり、次は藍染め体験へ。

持ってきた染めたい服を釜に入れ、お湯で煮出して着色しやすくします。その後、ゴム手袋
をはめ、代々受け継がれてきた「藍瓶」に入っている染料に服を浸し、良く揉み込みます。
ウィー君によると、この時大切なのは、「きれいに染まりますように…」と念じて丁寧に作業を
すること、なのだそうです。気持ちを込めて、ゆっくりと染め液の中で手を動かしました。5分
ほどしたら一度瓶から出し、竿に下げて干します。更に濃い色にしたかったり、同じ藍でも
様々な風合いがあるため、別のニュアンスを出すためには、乾いた後にまた染液に付けても
揉み込むとのこと。
私はタイの東部、イサーンで買った手紡ぎ綿のシャツを染めたのですが、やはりタイ産
同士、相性が良かったのでしょうか、すぐに思っていた濃い青に染まりました。

そして何よりも楽しみにしていたチャンシーさんとウィー君が心を込めて作って下さった
「カレンの昼食」をいただきます。この時はタケノコが旬だったようで、やわらかいタケノコを
使ったお浸しやタイ風のサラダ、炒め物などをもち米と一緒にいただきましたが、山あいなら
ではの素材の美味しさを堪能しました…!

午後はいよいよ腰織り体験。高床式家屋の1階部分、吹き抜けに気持ち良く風が通る簀
の子の上で腰織り開始。腰織りのベテランである村のお母さんたちが、参加者に一人ずつ
ついて教えてくれます。言葉でやり取りが出来なくとも、「オッケー、オッケー、マイチャイ
(違う、違う)」と、手を取りながら教えてくれるのですが、織り機を使わず、伸ばした足先から
お腹にかけて張った縦糸の間に、棒に付けた横糸を通す「腰織り」はまさに全身運動、、、
筋肉痛になりそうでしたが、やがて慣れてくると自然のリズムに合わせて身体を前に倒した
り、後へ引いたり、、少しだけ出来るようになりました。

それでも体験の時間で織るのは数十センチの長さまででしょうか、、
あとは教えてくれたお母さんたちがせっせと仕上げて下さり、帰りには長さ1.2mほどの
マフラーを持ち帰ることが出来ます。予想以上に鮮やかな色合い、、素敵な織物となり
ました。

最後にウィー君が、庭でたわわに実っていたロンガンの実をもいで食べさせてくれました。
今年は大豊作のロンガン、瑞々しくもやさしい味でした。

以前、ウィー君が「(近代技術に頼り生産性を上げ、規模を拡大するのではなく)生きている
のに程よい仕事をする、、、今のままが良いのです」と話していたそうです。そのシンプルな
生き方は、この村で長いこと生きてきたチャンシーさんの美しくも凛々しい表情に見て取る
ことが出来ます。
伝統だけではなく「取るに足る」ことを大切に生きるタイの人たち、、、ゆったりとした時の
流れを感じ、とても豊かな気持ちになりました。

北タイには多くの山岳民族、少数民族が住んでいます。北タイ独自の文化や伝統に加え、
各民族それぞれが大切に守って来ている伝統文化に接する機会も多々あります。北タイは
そういう意味でもとても奥深い興味のつきない場所なのです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 鎌倉店から
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鎌倉店( http://blog.banromsai-shop.com/ )は、バーンロムサイオリジナルプロダクツを
直接手に取って見て、買っていただける常設のお店です。そのバーンロムサイ鎌倉店から
の声をお届けします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
寒さの底を迎える2月。
雪が降ったり、とまだまだ寒い日が続いておりますが、各地で梅の開花なども聞かれ
ここ鎌倉では陽射しにも暖かさを感じるようになって参りました。

さて、今月の鎌倉店には昨年12月のアンダーザツリー展にて先行発売致しました
新商品のキッズ・ベビーものが入荷しております。

<ベビーアイテム2種>
・おくるみ ちぢみガーゼ ¥6,480-
・スタイ ちぢみガーゼ ¥1,836-

<キッズアイテム2種>
・キッズ三角パンツ(サイズ:S・M カラー:3色) ¥3,240-
・キッズタイシャツ(サイズ:S・M カラー:1色) ¥3,780-

ベビー2種はどちらも人気のちぢみガーゼを使った商品。
コットン100%、素肌にもとっても気持ち良いちぢみガーゼは、デリケートな赤ちゃんのお肌
にピッタリです。
ガーゼ2枚仕立てなので夏は涼しく、冬は暖かくとオールシーズンお使い頂ける優れもの。
おくるみは広げると大人の方でもひざ掛けとして使えるくらいのサイズがありますので、長く
お使い頂けると思います。
ギフトラッピングも承っておりますので、ご出産祝いなどにもぜひご利用くださいませ。

そして今月からいよいよ、鎌倉店の月1マーケット(SALE)開催致します。
今月の日程は2月21(土)・22(日)の2日間。
お買い得商品を多数ご用意してお待ちしておりますので、ぜひお誘い合わせの上
ご来店下さいませ。

また、3月には人気タイパンツのセミオーダー受注会を予定しております。
お好みの色柄を組み合わせて、オリジナルのタイパンツをお作り頂けるまたとない機会。
こちらもぜひ楽しみにお待ち下さい!(日程決まり次第ブログ等で告知致します。)

鎌倉店のイベント詳細、商品情報はブログをご覧くださいませ。
http://blog.banromsai-shop.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ オンラインショップから
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今月のオンラインショップのおすすめは、山岳民族の美しい古布をリメイクしたキーホルダー
やパスケースなどの小物類。

繊細な刺繍を施した三角チャームのキーホルダーは山岳民族の衣装などに使われていた
年代ものの手刺繍古布をセンスよくリメイク。バーンロムサイの手仕事で留めつけたビーズ
やスパンコールが何とも個性的で、他にはない1点もののキーホルダーです。
家や車の鍵に付けたり、バッグの飾りに・・・
ちょっとしたプレゼントにも喜ばれる事間違いなし!
既に入荷しておりますので、ショップ画面をぜひご覧ください!

また華やかな色・柄の古布を使って作ったsuicaやpasmoなどのケースは、華やかな
タッセル付でカバンの中で見失いがちなパスケースもどこにあるのか一目瞭然。
お財布の中に収納して、タッセルだけ外側に出して使うのもオススメです。
こちらは2月上旬頃入荷予定ですので、お楽しみに!

この他にも、サイズリニューアルしたさき織りポーチや、古布を使ったipadminiケースなど
の新商品も入荷しております。人気のお財布も順次入荷しておりますのでこまめにチェック
して頂けると嬉しいです!

商品の詳細はぜひオンラインショップでご覧ください。
◇ネットショップはこちら
http://www.banromsai-shop.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■hoshihana villageゲストハウスから
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
朝晩は長袖を着るくらいでちょうど良く、昼間は気温が上がり、暖かい。
気候は、いまがベストと思える2月。

hoshihana villageでは、1月から出張ヨガレッスンを受けられるようになりました。
オープンエアーのsalaで受けるヨガレッスンは、格別に気持ちがいいと好評を頂いて
おります。レッスンでは、「シバナンダヨガとは」から始まるヨガに関する講習も。
もちろん、ヨガが初めての方でも、楽しんでいただける内容です。

実際、わたし自身も初心者です。チェンマイにきて、ここの空気に触れ、「ヨガをやって
みたい」と自然におもえるようになり、弘美先生のヨガレッスンを受けています。
hoshihana villageのお客さまにも、自分の身体や呼吸に向き合うことが気持ちのいいこと
だということを、体感していただきたいと思っております!
詳しくはこちら→http://www.hoshihana-village.com/massage_yoga_sauna/

ヨガを体験した後は、hoshihana villageのベジタリアン料理がお勧め。
しなやかに動いたあとの身体に、染みわたる野菜のおいしさ。
ハーブと野菜とライスのサラダ(カオヤム)、タイヤイ風 野菜スープ、タイヤイお茶の葉
サラダは、hoshihana village vegetarian menuの中でもお勧めのメニューです。

「身体の内側から綺麗になる」
hoshihana villageで体験してみませんか。

2月14日まで満室になっております。
後半はまだ空室がございますので、お問い合わせください。

hoshihana village Facebookページはこちら。
→ http://www.facebook.com/hoshihanavillage
 
hoshihana village についてはこちらをご覧ください。
→ → http://www.hoshihana-village.com/

*hoshihana villageはバーンロムサイが、ご寄付としていただいたコテージを利用し運営
しているゲストハウスです。ご宿泊いただいた料金は、ホームの運営費となります。*

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 写真日記から
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
バーンロムサイホームページ( http://www.banromsai.jp/ )では、子どもの日常を中心と
した写真付きの日記を掲載しています。この1ヶ月の日記の中からピックアップ!

◆「人を綺麗にする仕事がしたい」ミウ。希望する専門学校のコースが定員と
なってしまい、なかなか先に進めないでいますが、子どもの面倒を見るその様子
から、保母さんに向いている!と保母のリーダーに言われ・・・ 
うれしいような、でもやはり自分が進みたい道に進んで欲しいという思いも・・

「悩むお年頃」
http://www.banromsai.jp/photo_diary/?page_id=10506

◆とても興味深いタイ人のニックネーム。友人同士、会社や学校でも、ニックネームが常用
され、本名を使うことはあまりないようです。一生使われることが多いというニックネーム、
バーンロムサイの子どもたちやスタッフのニックネームには一体どんな意味が込められて
いるのでしょうか。

「タイ人のニックネーム」
www.banromsai.jp/photo_diary/?page_id=10505

最新の写真日記はこちらからどうぞ!
http://www.banromsai.jp/photo_diary/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日は節分。
子どものころから節分といえば、太巻きを恵方に向かって”ガブり”。
黙ってガブりしないと、願い事が叶わない、など色々言われがあるようですが、
家族全員が黙ってガブりする様子がおかしくって、いつも途中で吹き出していたものです。
そんな節分のメインイベント(?)、恵方巻きの知名度が全国的なものとなったのはここ10年
ほどのことなのだとか。関西出身の私にとっては新鮮な驚きでした。
今日ももちろん家族でガブりする予定です。

… バーンロムサイとは ………………………………………………………

バーンロムサイはタイ語で「ガジュマルの木の下の家」という意味。
1999年12月にHIVに母子感染した孤児たちの生活施設としてタイ北部チェンマイ郊外
に設立されました。開設15年目の現在、エイズ孤児や親と生活できない子ども達、3歳
から18歳までの30名が暮らしています。

□詳しくは → http://www.banromsai.jp/whats/

***バーンロムサイの企画展、ネットショップ、および鎌倉店で商品をお買い上げいただいた
利益や、ゲストハウスをご利用いただいた利益は、バーンロムサイの子どもたちのために
使わせていただいております。

…………………………………………………………………………………

=====================================================
■ 編集/発行 バーンロムサイ http://www.banromsai.jp/

■ 登録/解除 https://ssl16.heteml.jp/banromsai/ssl/mail_magazine.cgi

このメールマガジンは、配信専用のアドレスで配信されています。
このメールに返信されても、返信内容の確認およびご返答ができません。
あらかじめご了承ください。

また配信停止ご希望の方は、以下のサイトより解除の手続きをお願いいたします。
https://ssl16.heteml.jp/banromsai/ssl/mail_magazine.cgi

バーンロムサイへのお問合せは、下記メールアドレスまでお願いします。
E-mail : info@banromsai.jp
=====================================================

バックナンバー リストへ戻る

特定非営利活動法人(NPO法人)
バーンロムサイジャパン
〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1423-1
Tel. 046-876-6209 Fax. 046-876-6219
info@banromsai.org
www.banromsai.jp
Ban Rom Sai
23/1 Moo 4 T.Namprae, A.Hangdong,
Chiangmai 50230 Thailand
Tel. +66-53-022245 Fax. +66-53-427434
Banromsai(Thailand) Co.,Ltd.
246/1 Moo 3 T.Namprae, A.Hangdong,
Chiangmai 50230 Thailand
Tel. +66-63-158-4126
Copyright © 2011 ban rom sai. All Rights Reserved.