自由な発想力を元に子どもたちが少し苦手な自主性、責任感、持久力を高めるためのプログラム、それは、自分から「やってみたい」と言い出した言葉に責任感を持たせ、自分の力で完成させるプログラムです。私たちは、やり方を教えるのではなく自分で考えて決断し実行できるよう後押しする手伝いをします。そんなみんなのがんばりをお届けします。

※13歳以下の子どもたちは、絵画や粘土（陶芸）などこちらで用意したものの中から自由に選んで制作し、13歳以上の子どもたちは、やりたいことを自分の手で見つけ出し制作に挑んでいきます。

☆ガノック（13歳）

前回、ベニヤ板をノコギリで切り、釘を打ち、自分の手で石膏を流し込む型を完成させたガノック。今日から、型に流し込み固まった石膏の彫塑をはじめました。

真剣な眼差しで全体の形をのこぎりで切っていきます。
何を作っているのでしょう？

次の週も1人集中し、彫りを進めていきます。
最後に水で洗いながし、、、出来上がったのは、、

あっ！

それは、もしかしてミッキーマウス？
ガノックは、とってもかわいい笑顔で「これ、かわいいでしょ、売ってね」とひとこと。心を鬼にして「それは、売れないよ、ミッキーマウスはディズニーに著作権があるの、ミッキーマウスは、ディズニーが許可したものしか売ったらいけないのよ。」と伝えると、ガノックはしばらく黙って考えていました。その後、細かい説明をすると「わかった、じゃ自分のにする」と納得した様子。
13歳の彼女には、少し難しい問題かもしれませんが、コピー商品が多く市場に出回るこの国だからこそ、あえてシラパの部屋ではコピーはしないよう子どもたちに指導しています。

これは、前回作ったとってもかわいらしい水牛です。ガノック自身の手から生み出されたオリジナルに魅力があるということに気がついてくれないかな？

☆プローイ（14歳）

キャンドル作りの責任者となり責任感が芽生えだしたプローイ。
今回も、控えめではありますが進んで作業を進め指示をだしていました。

今日のアシスタントは、ダーオ、ミウ、メーレックの３人です。

無事に30個が完成しました。

☆ペット（8歳）

仏像も好きだけど、それだけだと飽きてしまう様子のペット。

前回、一度完成させたキャンパス画ではありますが、深みが無いとの指示を受けた為、手を入れ直しています。

まだ、キャンパス画は完成していませんが、楽しそうにお面を作りかぶって遊ぶベン（写真右）を前に我慢の限界か、手漉き紙に色を塗り切り取って、一緒に遊びだしました。

翌週には、気を取り直して再び仏像シリーズに挑みましたが、

こちらも完成を前にみんなのやっているゲームが気になり「またねー」と走っていってしまいました。ペット巨匠、完成はいつ頃になりますか？？ちなみにこれは、自分の顔と仏さまの顔をイマジネーションの中で融合させたものだそうです。

☆パーヌ（8歳）

パーヌもお得意の根に向かって細くなる大きな大木と小鳥、そして鶏の絵をキャンパスに描きはじめました。おっとり、のーんびり描き進めるパーヌ、のんびりとした筆の動きから生み出されるラインが独特です。

☆タム（9歳）

お面を作ったり、走り回ったりととにかく元気なタム。

静かになったなとおもったら、、、！？

ダーオの作ったお人形のスカートをめくり、こっそりピンクのパンツを描いているのを発見！あー怒られるぞー。