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写真日記


Quality of Life

090619.JPG先日、CNNを見ていたら、Quality of Life のランキングがやっていた。一位がスイスのズーリッヒ、2位が北欧のどこかの都市で、3位が東京だった。私はびっくりしたが、一緒に見ていたインド人は、東京は設備が整って、素晴らしい国だとコメントしていた。そう言われると、確かに彼の住むインドでは、まだ交通手段も限られており、水や電気などと言った基本的なインフラストラクチャーが十分に安定しているとは言えない。私から見ると、よっぽどここタイのチェンマイの方がバランス良くQuality of Lifeが高そうに思えてしまうが、そうしたインフラストラクチャーが不十分でない生活をしている人からすると、そうした基礎的なことが安定していることがいかにストレスのない生活か実感するのだと思う。東京で暮らしているとその暮らしが当たり前のように感じてしまうが、その当たり前のことが、いかに豊かなのか改めて感謝してしまう。ただ、一方で豊かさの定義の側面が異なるが、精神面で豊かなのはどうだろうか。東京には十分な設備やモノはたくさんそろっているけれど...という疑問が生まれてきてしまう。豊かな生活というのは人それぞれ違って、それぞれの人のもつ状況で定義や捉え方が違うものだなあと短いニュースから改めて感じさせられた。(写真:インドの街)

馬場 容子|2009/06/19 (金)

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