Don't think, feel!
先日、お休みの日にバイクをゆっくり走らせながら近所を散策。
BAN ROM SAIのあるナンプレー村にはいつもゆったりとした穏やかな空気が流れています。
そんな穏やかな風景を眺めていたら何故だか頭に浮かんだのがこの言葉。
”Don't think, feel”
そう思った後から頭を一旦クリアにし、見えるもの・匂い、ひとつひとつを感じてみる事にしました。
先入観をなくし、フラットな気持ちで色々なものを見ていくと今まで目に留まらなかったもの、匂いが一気に全身を巡ります。
うっそうと茂るみどりの中に見つけた色鮮やかな花
シダの間からハート型の蔓がでていて何ともかわいい
私たちがグランドキャニオンと呼んでいる貯水池
(写真ではお伝えしがたい！もっと美しいのです！)
貯水池で一人釣りをする人のシュールな姿
(右下に小さく写ってます)
あれは何！！？と見まごう不思議な物体
（ここで一旦現実に戻りました、でも気を取り直して）
古びた高床式の一軒家
日本じゃないのにひとつひとつが懐かしく、また忙しくしていた数ヶ月前には
きっと近くにあっても目に留める余裕さえなかったように思います。
そして今のチェンマイは１年の中で一番暑い乾期の時期、時折降る雨の力も借りて、フルーツや草花は元気に育ちます。
タイの国花でもあるゴールデンシャワーはちょっと前に満開の時期を迎えましたが
ゴールデンシャワー以外にも、はっとする花をつける木があります。
鳳凰木ーホウオウボクー (俗称：peacock flower)
タイ語だと haang nok youngという燃える様に美しい赤またはオレンジの花をつける木で
熱帯３大花樹のひとつに数えられているそうです。
この花が咲き乱れる今の時期が一番暑い時期とされており、今まさに夏真っ盛り。
ずっと写真に収めたいと思っていたので今日がチャンスとばかりにカメラを構えました。
空はあいにくの曇り空でしたが、そんな空にも映える赤
このまま布のパターン柄に出来そう
木から落ちた花びらは真っ赤なままつもり、まるで赤い絨毯が敷かれているかのようです。
こちらはホーム内の鳳凰木、私がいる縫製場の隙間からもこうやって目にする事が出来ます。
あまりにも綺麗だったので、ちょっと街灯に帽子をかぶせてみましたw
この花は今の時期しか見る事は出来ませんが、季節が変わるごとにまた違う花々も目にする事が出来ると思います。
のんびりゲストハウスで過ごしながら時折散歩に出かけて、穏やかに流れる空気と匂いを感じ、
小さな発見をしてみるのも楽しいと思います。
今見ると、バックに聞こえる鳥のさえずり、景色、ちょっとナンプレー村にも近い空気感があるように思いました。
心を無にして見えるものを素直に感じる、簡単なようで意外と出来てなかったなと思いました。
五感を研ぎ澄ませてー考えるな、感じろー
(木陰からブルース・リーが囁いてくれたのかもしれません）
上村亜紀 | 2012/05/21（月）
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